株式会社ペンマークが、学生向け学習管理SNS「Penmark」を利用している現役学生を対象に「Z世代のサブスクリプションに関する実態調査」を実施。その結果、Z世代の音楽サブスク利用率は、Apple Musicが34.3%で首位に。そしてZ世代注目の動画コンテンツはアニメがトップとなり、Amazon PrimeとABEMAが強い人気を誇る結果となった。(出典元のリンクはページ最下部に記載。)
アンケート調査実施の背景
NTTコミュニケーションによると、日本のサブスクリプション市場は急速に拡大しており、2024年には50兆円に達すると予測されている。また、消費者庁のデータでは、特に「動画定額配信サービス」と「音楽定額配信サービス」の利用者数が増加しており、若い年代ほどこれらのサービスの利用率が高い傾向に。20代では、平均して一人当たり3つ以上のサブスクリプションサービスを利用している人が半数を占めているという。このような市場動向を踏まえ、株式会社ペンマークが学生約3,000名に対し、サブスクリプションの利用に関する実態調査を行った。
Z世代の音楽サブスク利用率
音楽サブスクリプションサービスの利用に関しては、「Apple Music(34.3%)」が最も高く、次いで「Spotify(25.2%)」、「LINE MUSIC(14.4%)」と続く。
Apple Musicは、ブランド力と空間オーディオの活用、約1億曲を超える多様な音楽コンテンツの提供を通じて特に音楽を深く楽しむ学生たちに支持されている様子。一方、Spotifyは無料プランの提供、幅広いジャンルの音楽提供に加えて、アプリ内でのポッドキャスト利用や、充実したプレイリストなど、ユーザーカスタマイズ機能で若年層の心を掴んでいる。LINE MUSICは、日本国内での知名度とLINEアプリとの連携により利用者数を増やしている模様だ。
また、消費者庁のデータによると、若年層では特に動画配信・音楽配信の利用が増加している。音楽サブスクリプションサービスの利用に関しては、20代では平均して一人当たり3つ以上のサービスを利用しており、音楽を生活の一部として取り入れていることがうかがえた。
Z世代注目の動画コンテンツはアニメ
Z世代が動画配信サービスで最も魅力的だと感じるジャンルについて、1位は「アニメ(32.2%)」、2位は「映画(26.3%)」、そして3位は「ドラマ(11.9%)」となった。
利用されている動画配信サービスとしては、「YouTube(36.8%)」が最も多く、次いで「Amazon Prime Video(22.0%)」、「Netflix(13.8%)」、「ABEMA(10.5%)」という結果に。
なお、YouTubeを除く上位3つのサービスを選んだ学生が、動画配信サービスで最も魅力的だと感じるジャンルはAmazon Prime Videoでは1位が「アニメ(38.1%)」、2位「映画(29.0%)」、3位「ドラマ(11.1%)」、Netflixでは1位が「映画(33.0%)」、2位「アニメ(30.7%)」、3位「ドラマ(16.9%)」、ABEMAでは1位が「アニメ(33.4%)」、2位「映画(22.3%)」、3位「ドラマ(14.0%)」となっている。
Amazon Prime VideoとABEMAはアニメの人気が高く、それぞれ約760作品、約1,000作品を提供しており、アニメファンにとって豊富な選択肢が提供されている。日本動画協会のレポートによると、アニメ業界は過去最高の市場規模2兆9277億円を記録し、引き続き成長が予想されるとのこと。学年別の傾向では、1年生と2年生はAmazon Prime VideoとABEMAを好む傾向があり、3年生と4年生はNetflixの利用が多いことから、若い学年ほどアニメジャンルに強い関心を持っていることが伺えた。