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YouTube Musicの音質は他と比べて良いの?音質の変更手順や注意点を解説

YouTube Musicの音楽は聴いている環境に合わせてストリーミング再生時の音質を変更することができます。また、ダウンロードする際の音質や動画の画質も変えることが可能です。今回はYouTube Musicの音質の設定方法についてご紹介します。

YouTube Musicの音質を変更する前に

YouTube Musicの音質を変更する前に注意しておきたい点がいくつかあります。
まず注意点を確認してから音質の設定をしましょう。

音質が変更できるのはYouTube Music Premium会員のみ

YouTube Musicの無料プラン会員の方は音質を変更することができません。
音質や画質を変えられるのはYouTube Music Premiumという有料プランに登録している方のみです。
どうしても音質を変更したい場合はYouTube Music Premiumへのアップグレードも検討してみてください。

ダウンロードした後に音質は変更できない

YouTube Musicの楽曲はダウンロード後に音質を変更することができません。
ダウンロードしてからやっぱり音質を変えたい、という場合はいったん楽曲を削除して音質を設定してから再度ダウンロードし直す必要があります。

高音質にするほど通信量が増える

YouTube Musicは高音質に設定することもできますが、音質が良くなるほど通信量も増えます。
Wi-Fiに接続できる環境で音楽を聴く分には問題ありませんが、モバイルデータ通信を使ってストリーミング再生をする場合は気をつけましょう。
また、ダウンロード時の音質も良くするほどデバイスのストレージを圧迫するため、空き容量の様子を見ながら音質の設定を行うことをおすすめします。

YouTube Musicの音質を変える手順

では、実際にYouTube Musicの音質を設定する手順をご説明します。ストリーミング再生とダウンロード再生ではそれぞれ別々に音質を設定する必要があります。
また、ストリーミング再生はさらにモバイルデータ通信環境かWi-Fi環境かで設定の仕方が異なります。

モバイルネットワーク使用時の音質を変える手順

まずはモバイルデータ通信環境でストリーミング再生する際の音質変更方法です。

YouTube Musicを開いたらホーム画面右上のプロフィールアイコンを選択しましょう。

YouTube Musicでプロフィールアイコンを選択している画像

「設定」を選択します。

「設定」を選択している画像

「再生と制限」を選択します。

「再生と制限」を選択している画像

「モバイル ネットワーク使用時の音質」で音質を変えることができます。

「モバイル ネットワーク使用時の音質」を選択している画像

「高音質」「標準」「低音質」の3段階の音質に加え、「常に高音質」というオプションもあります。通信量を節約したい方は「標準」か「低音質」を選ぶことをおすすめします。

モバイルネットワーク接続時の音質を選択する画面

Wi-Fi使用時の音質を変える手順

Wi-Fiに接続してストリーミング再生する際の音質を変更するには、先ほどと同じ手順でプロフィールアイコンから「設定」に進み、「再生と制限」を開きます。

「Wi-Fi 使用時の音質」から音質を設定することが可能です。

「Wi-Fi使用時の音質」を選択している画像

「高音質」「標準」「低音質」の3段階に加え、「常に高音質」も選択することができます。Wi-Fiを使用しているので「高音質」を選んでも問題ないでしょう。

Wi-Fi接続時の音質を選択する画面

ダウンロード時の音質を変える手順

YouTube Musicの音楽をダウンロードする際の音質も変更することが可能です。

ストリーミング再生の音質を変える時と同じ手順でプロフィールアイコンから「設定」を選択します。
「一時保存とストレージ」を選択しましょう。

「一時保存とストレージ」を選択している画像

「音質」の項目を選択します。

「音質」を選択している画像

「低」「標準」「高」の3段階から選択可能です。Wi-Fi接続時のみダウンロードする場合は「高」を選んでも問題ないですが、端末の空きストレージ量には注意しましょう。

ダウンロード時の音質を選択する画面

YouTube Musicの動画の画質を変える手順

YouTube Musicではミュージックビデオやライブ映像など動画も視聴することができ、動画を再生する際の画質も変更可能です。

動画の再生ページで画面右上の「︙」を選択します。

動画再生画面で「︙」を選択している画像

すると、メニュー一覧が表示されるので「品質・自動設定」を選択します。

「品質・自動設定」を選択している画像

144p〜720pの5段階の間からお好きな画質に設定することが可能です。動画を視聴する環境に合わせて最適な画質に設定しましょう。

YouTube Musicの動画の画質を選択する画面

Spotifyなど他の音楽配信サービスとYouTube Musicの音質比較

国内の主要な音楽配信サービスにはYouTube Music以外にもSpotifyやApple Musicなどがあります。
ここでは、YouTube Musicと他の音楽配信サービスの音質を比較してみましょう。

YouTube MusicApple MusicSpotifyAmazon Music UnlimitedLINE MUSICAWA
音質・低音質(48kbps AAC)
・標準(128kbps AAC)
・高音質(256kbps AAC)
・高音質(256kbps AAC)
・ロスレス(ALAC 最大24ビット/48kHz)
・ハイレゾロスレス(ALAC 最大24ビット/192kHz)
・低音質(24kbps)
・標準音質(96kbps)
・高音質160kbps)
・最高音質(320kbps/プレミアム)
・AAC 128kbps(Web Player/フリー)
・AAC 256kbps(Web Player/プレミアム)
・SD(最大320kbps)
・HD(最大850kbps)
・Ultra HD(最大3730kbps)
・低音質(64kbps)
・中音質(192kbps)
・高音質(320kbps)
・Normal(96kbps)
・High(128kbps)
・Excellent(320kbps)
月額料金・iPhone: 1,280円
・Android / Web: 980円(個人)
・Android / Web: 480円(学生)
・iPhone: 1,950円
・Android / Web: 1,480円(ファミリー)
・1,080円(個人)
・580円(学生)
・1,680円(ファミリー)
・480円(Voice)
・980円(個人)
・1,280円(Premium DUO)
・480円(学生)
・1,580円(ファミリー)
・1,080円(個人)
・880円(プライム会員)
・580円(学生)
・480円(ワンデバイスプラン)
・1,680円(ファミリー)
・980円(個人)
・500円(個人・20時間限定)
・480円(学生)
・300円(学生・20時間限定)
・1,480円(ファミリー)
・980円(個人)
・270円(アーティストプラン)
・480円(学生)
配信楽曲数非公開1億曲以上1億曲以上1億曲以上1億曲以上1億2,000万曲以上

音質を比較する際に用いられる「kbps」という単位はビットレートのことで、1秒間に転送されるデータ速度を表します。数値が大きいほど音質は良くなります。

YouTube Musicの高音質設定のビットレートは256kbpsなので、他の音楽配信ストリーミングサービスと比較するとやや低いですが、人間の聴覚ではわずかな音質の差を聴き分けることは難しいためあまり気にする必要はないと思います。

Apple MusicとAmazon Musicではロスレスオーディオや空間オーディオの配信もされており、通常の音質より良い音で音楽を楽しみたい方はこちらのサービスも検討してみると良いでしょう。

よくある質問

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YouTube Musicでイコライザの変更はできる?

Android版YouTube Musicアプリ限定で、イコライザを調節することができます。YouTube Musicアプリ内の「設定」>「イコライザー」から設定可能です。ただし、iOS版アプリと、PC版YouTube Musicでは変更できないためご注意ください。

YouTube Musicの音楽を最適な音質で聴こう|まとめ

YouTube Musicの有料プランには音質や画質を変更できる機能があり、ネットワーク環境に合わせた設定にすることが可能です。

YouTube Musicの音質は他の音楽配信サービスと比べると高音質でも256kbpsとやや劣りますが、256kbps以上の音質を通常の人の耳で聴き分けることは困難なので、よほどこだわりがない限り問題ないと言えます。

今回ご紹介した手順を参考にしてYouTube Musicを最適な音質に設定し、上質な音楽を楽しみましょう。

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