Apple Musicは、音楽ストリーミングサービスの先駆者であり、歴史と実績のあるサブスクリプションサービスです。Apple Musicには4つの料金プランがあり、それぞれに特徴があります。今回の記事では、プランごとのメリット、デメリットについて紹介していきます。
Apple Musicの料金プラン比較
Apple Musicには、「学生プラン 」「個人プラン」「ファミリープラン」「Apple Oneプラン 」の4つがあり、それぞれに特徴があります。これらのプランを価格と機能で比較してみましょう。
いくつかの違いがあるものの、どのプランにおいても曲数に上限はなく、音楽を楽しむという観点では、プランによる差別化はありません。
ただし、利用人数や便利機能はプランによって差別化が図られています。どのプランでも無料トライアルが利用できるのも大きなポイントです。
Apple Music学生プラン(学割)
学生プラン(学割)は学生限定で利用できる割引プランで、個人プランと同じサービスを格安で受けることが可能です。学生プランは以下の方が対象のプランとなります。
「日本国内」 ・大学生 ・短大生 ・専門学生 ・大学院生
●学生プランのメリット
・月額580円で個人プランと同じ機能を利用できる ・学生プランに加入すると、無料でApple TV+を利用できる ・Apple製品以外でも利用できるため、スマホやPCなどでも楽しめる
●学生プランのデメリット
・ファミリープランで利用できる6人までの無制限アクセスができない(1人まで) ・高校生は利用対象に含まれない
学生プランの大きなメリットは「Apple TV+」が無料で利用できるというところです。通常Apple TV+は月額900円の費用がかかってしまうため、個人プランと一緒に利用している場合、月額1,880円の費用が発生してしまいます。それが580円で使い放題というのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
また、学生プランは個人プランと同等の機能性があるため、事実上デメリットがありません。学生の方なら迷わずこちらのプランをオススメします。
Apple Music個人プラン
個人プランは、Apple Musicのスタンダードプランで、Apple Musicの機能を使いこなすならこのプランを利用することになります。
●個人プランのメリット
・1億曲をオフラインダウンロードで楽しむことができる ・Apple製品以外で利用することができる ・ミュージックビデオやラジオを無制限に楽しむことができる ・ドルビーアトモス、ロスレスオーディオを利用できる
●個人プランのデメリット
・他のプランに比べて大きなメリットがない
個人プランは良くも悪くもスタンダードなプランであり、Apple Musicのプラン比較では「普通」という表現になってしまうかも知れません。ただし、あくまでApple Music内での話で、他社サービスと比較した場合は大きなメリットがあります。
Apple Musicファミリープラン
ファミリープランはApple Musicの最上位プランとなります。Apple Music全ての機能が利用できるのはもちろん、Apple Music内で唯一「複数」で利用できるプランとなるため、使い方次第では「最安値」で利用できる可能性もあります。そういった意味では、利用方法の高いプランの一つと言えるかも知れません。
●ファミリープランのメリット
・Apple Musicの機能を全て利用できる(ドルビーアトモス、ロスレスオーディオなど) ・家族を含めた6人まで月額1,680円で利用することができる ・6人で使用した場合、一人当たり「280円」でApple Musicを楽しめる ・Apple製品以外でも利用できるので、家族間で別製品でも利用可能 ・1人1人に合わせたミュージックライブラリの作成可能(プライバシーの保護)
●ファミリープランのデメリット
・複数で利用しない場合は月額料が最高値になってしまう
家族や2人以上でApple Musicを利用する場合はファミリープランがお得です。2人で利用した場合でも月額840円で利用できるため、個人プランと比べても240円お得になります。また、他のプランに比べて制限が一切ないため、Apple Musicを使い倒したい人にもオススメのプランです。
Apple Oneプラン
Apple Oneとは、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloudストレージのサブスクリプションが一つになったオールインワンのプランです。Apple Music以外のサービスもよく利用するという方にとってはお得なプランとなっています。
●Apple Oneプランのメリット
・音楽から映像作品、ゲーム、クラウドサービスまで4つのサブスクリプションサービスが利用できる
●Apple Oneプランのデメリット
・Apple Musicしか使う予定のない人にはお得ではない
Apple Oneの個人の月額料金は1,200円ですので、Apple Musicしか使う予定のない人にとっては負担が大きいでしょう。音楽だけでなくApple TV+で映像作品を視聴したい、Apple Arcadeでゲームを楽しみたい、iCloudの追加ストレージを使いたいという人にはおすすめできるプランです。
Apple Musicは全てのプランを1ヶ月間無料で利用できる
Apple Musicは新規でご登録の方なら、全てのプランを最初の1ヶ月間無料で利用することができます。
無料トライアル期間中もフル再生可能、オフライン再生などの便利な機能も使えるのでApple Musicの使い心地を試すのにはぴったりです。
無料トライアル期間中に解約すれば料金が請求されることもありません。まずは、気になるプランを1ヶ月間だけお試ししてみてはいかがでしょうか。
さらに対象のApple製デバイスの購入で6ヶ月間無料!
以下のApple製デバイスを購入してアクティベートから90日以内にお申し込みすると、6ヶ月間無料でApple Musicを利用することができます。
・AirPods Pro ・AirPods(第2世代、第3世代) ・AirPods Max ・HomePod ・HomePod mini ・Beats Fit Pro ・Beats Studio Buds ・Powerbeats ・Powerbeats Pro ・Beats Solo Pro ・iPhone
Apple Musicのプランの特徴
まとめると、Apple Musicのプランには以下のような特徴があります。
個人プランは年額払いが可能
個人プランのみ、年額10,800円の年額払いを選択することができます。
月額で払い続けるより2ヶ月分の料金が割引されるので、長期に渡ってApple Musicを利用する予定のある方にとってはお得です。
ただし、年額払いを選択すると1年契約となり、途中で解約しても返金はされませんのでご注意ください。
学割プランは大学生以上が対象
Apple Musicの学割プランは大学、短大、専門学校、専門課程、大学院に在籍している人のみが対象で、中学生や高校生は適用外となります。
中高生でお得にApple Musicを利用するならファミリープランをおすすめします。
無料プランはなし
Apple Musicには無料プランがありません。しかし、登録から最初の1ヶ月間は無料トライアル期間として全ての機能をお使いいただけます。
Apple Musicの料金を支払う方法は?
Apple Musicはお使いのデバイスによって、iOS版アプリとAndoroid版アプリから登録する2つの方法があります。登録デバイスによって利用できる支払い方法(アプリ内課金)は異なりますので、こちらでは主な支払い方法をデバイス別にご説明します。
iOS版Apple Musicアプリから登録する場合
iPhoneやiPadなどiOSデバイスからApple Musicのサブスクリプションに登録する場合は、App Storeにて下記の支払い方法をご利用いただけます。
クレジットカード(Visa / MasterCard / JCB / Diners Club / American Express)
デビットカード
プリペイドカード
Appleギフトカード
キャリア決済(au / NTTドコモ / ソフトバンク)
PayPay
AppleIDアカウントに登録された上記のいずれかの支払い方法でApple Musicの料金が支払われます。
Android版Apple Musicアプリから登録する場合
AndroidスマートフォンからApple Musicの定期購入をする場合は、Google Playにて下記のお支払い方法をご利用いただけます。
クレジットカードまたはデビットカード(American Express / MasterCard / Visa / JCB / Visa Electron)
楽天Edy
メルペイ
キャリア決済(NTTドコモ / au / ソフトバンク / Mineo / 楽天モバイル)
Google Playギフトカード
PayPal
Googleアカウントに登録された上記のいずれかの支払い方法でApple Musicの料金が支払われます。
Apple Musicの料金請求日を確認するには
Apple Music無料トライアル登録後、「いつまで無料で使えるのか確認しておきたい」という方のために、Apple Musicの料金請求日を確認する方法をご紹介します。
iOSデバイス、Androidデバイスごとに確認方法は若干異なりますので、こちらではデバイス別にご説明します。
iOSデバイスで料金請求日を確認する
iPhoneやiPadの場合は、下記の手順で確認することができます。
[1] ホーム画面から「設定」のアプリを開く。 [2] 「Apple ID、iCloud、メディアと購入」を選択。 [3] 「サブスクリプション」を選択。 [4] 「Apple Music」を選択。「更新日:◯年◯月◯日」という表示が次回料金請求日です。
Androidデバイスで料金請求日を確認する
Androidスマートフォンの場合は、下記の手順で確認することができます。
[1] Google Play ストアを開く。 [2] 右上のプロフィールアイコンを選択。 [3] 「お支払いと定期購入」>「定期購入」を選択。 [4] 「Apple Music」を選択。 [5] 「今後の請求予定」という項目に表示されている日付が、次回請求日です。
無料トライアルだけで終了したい場合は、表示されている日付までに解約しておくようにしましょう。Apple Musicの解約方法については下記の記事で詳しく解説しています。
Apple Musicのプランと他サービスの比較
Apple Music以外の定額制音楽ストリーミングサービスにも様々なプランが用意されているので、以下の表で料金プランを比較してみましょう。
サービス名 Apple M u sic Amazon Music Unlimited Spotify AWA LINE MUSIC Rakuten Music Yo uTube Music 月額料金 ・1,080円(個人) ・580円(学生) ・1,680円(ファミリー) ・1,080円(個人) ・980円(プライム会員) ・580円(学生) ・1,680円(ファミリー) ・480円(ワンデバイス) ・980円(スタンダード) ・480円(学生) ・1,280円(Duo) ・1,580円(ファミリー) ・980円(スタンダード) ・480円(学生) ・270円〜(アーティスト) ・980円(LINE STORE・一般) ・1,080円(アプリ内購入・一般) ・480円(LINE STORE・学生) ・580円(アプリ内購入・学生) ・1,680円(ファミリー) ・980円(スタンダード) ・780円(楽天カード/モバイル会員対象) ・500円(ライト) ・480円(学生)・1,080円(Android/Web・個人) ・1,450円(App Store経由・個人) ・580円(学生) ・1,680円(Android/Web・ファミリー) ・2,180円(App Store経由・ファミリー) 配信楽曲数 1億曲以上 1億曲以上 1億曲以上 1億2,000万曲以上 1億曲以上 1億曲以上 1億曲以上 無料プラン なし あり あり あり あり なし あり 無料トライアル 1ヶ月間 3ヶ月間 1ヶ月間 1ヶ月間 1ヶ月間 最大90日間 1ヶ月間
SpotifyやAmazon Musicなど他の人気音楽配信サービスにもApple Musicのように個人プランをはじめ学生プランやファミリープランなどが用意されています。
ただし、個人プランの料金はどのサービスも変わりがないものの、他プランは若干料金が異なることがあります。
ご自身の音楽の聴き方や、利用する人数などを考慮して最適なプランがあるサービスに登録することをおすすめします。
よくある質問
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Apple Music Classicalは有料なの?
Apple Music Classicalは、Apple Musicの個人プラン、学生プランもしくはファミリープランに登録しているユーザーなら追加料金なしでご利用いただけます。Apple Music Classicalのみを利用するための料金プランは存在しない点にご注意ください。
Apple Musicでオススメのプランまとめ
Apple Musicでオススメのプランは用途によって大きく変わります。それぞれのプランがどんな人に合うのかまとめてみました。
●学生プラン 学生プランを利用できる全てのユーザーにオススメです。学生プランにはデメリットがほぼなく、AppleTV+も利用できることから使わない手はありません。他社サービスと比較してもロスレスオーディオやドルビーアトモスを利用できる点で大きなアドバンテージがあります。
●個人プラン 個人でApple Musicを楽しむ方にオススメです。
●ファミリープラン 家族や複数の友達と利用したいという場合は、ファミリープランがオススメです。人数が多いほどに最安値で利用でき、機能的制限もないことからデメリットもほぼありません。
各プランを比較して、環境に合わせたプランを利用してみてください。