カフェのサブスクとは?
カフェのサブスクは、月額料金を支払えば、定められた期間カフェのドリンクやフードを楽しめるサービスです。
もちろんルールは存在しますが、コーヒーなどのドリンクだけでなく、好きなコーヒー豆を購入できるといったそれぞれのカフェ独自のサービスが受けられます。
カフェのサブスクは、競合ひしめき合うカフェ業界で、自店舗に「通う人」を集めることを目的に生まれました。
毎朝1日のはじまりにゆっくりとコーヒーを飲んでから会社に出勤する人、1日の締めくくりやご褒美としてカフェスイーツを楽しむ人に加え、「場所」を求めてカフェに訪れる人もいます。
コロナ禍になりリモートワークが普及する中で、サラリーマンがカフェでコーヒーを飲みながらパソコンや書類を広げて仕事をする姿をよく目にするでしょう。
そういった様々なニーズを持ってカフェに「通う人」がお得にカフェを利用できるサービスと言えます。
カフェのサブスクのメリット・デメリット
続いて、カフェのサブスクのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット①:毎日コーヒーを飲む人にはお得
毎日決まった場所で、ある程度決まったドリンクを飲む方にとっては大変お得なサービスです。
30日間毎日カフェに通ったとします。そうすると1杯400円のコーヒーを毎日買い続けるよりは、1か月5,000円の定額料金を払ってコーヒーを飲むほうが、約7,000円もお得になるのです。
メリット②:ネットを利用した作業なども行える
ほとんどのカフェにはフリーWi-Fiが通っていたり、電源が使える席を用意したりと、パソコン作業やスマホの充電を想定した席が設けられています。
リモートワークが盛んにおこなわれている今日では、自宅以外に集中して作業をしたいと考えている人も多いでしょう。
そんな方が、サブスクサービスを利用してカフェを利用するのと、都度購入で利用するのとでは1か月換算すると圧倒的にサブスクサービスを利用した方がお得です。
そういったビジネスパーソンは、リモートワークの場としてコワーキングスペースの利用も検討すると思います。
しかしコワーキングスペースの平均的な利用料金(月額料金中央値27,500円)と比較しても、カフェのサブスクは圧倒的なコストパフォーマンスの良さが魅力です。
デメリット①:取り扱い店舗が少ない
カフェのサブスクを提供している店舗は、地方ではほとんどありません。
東京都内や、横浜、名古屋といった大都市の一部のカフェのみが提供しています。もしかしたら、自宅や最寄り駅に店舗がないかもしれません。
カフェに通うことでよりお得になりますので、通いやすい場所にないことは大きなデメリットとなります。
デメリット②:利用期間によっては解約料がかかるサービスもあり
サブスクリプションサービスは、契約も解約も気軽にできることがうりですが、一部のカフェでは利用期間によって解約料を定めています。
想定したより通わないといった理由ではやくに解約すると、飲んだコーヒー代よりも月額料金+解約料のほうが高くなることもあるのです。
せっかくカフェ代を節約するためにはじめたサービスで、損をするのはもったいないので、はじめる前によく検討しましょう。
ちなみに、会員証を見せればいくつかの提携店でコーヒーが飲み放題になる「ゼロcafe」は解約料がかかってしまいます。
カフェのサブスクを選ぶポイント
カフェによって提供サービスが異なる中で、どのサービスを選べばよいのかポイントを解説していきます。
1杯のみか飲み放題か
カフェのサブスクは主に「一日一杯まで無料でコーヒーが楽しめるサービス」と「1日に何度でもコーヒーが飲める飲み放題サービス」の2つに分かれます。
1日1杯しかコーヒーを飲まないのに、お得そうだからという理由で飲み放題を選ぶと結果的に割高になってしまうので注意が必要です。
自分が1日にどの程度コーヒーを飲むかで判断してください。
コーヒー以外も注文できるか
カフェのサブスクには、コーヒーだけでなくジュース、フードやアルコールなどの他のメニューを頼めるものがあります。
カフェは毎日利用したいけれどコーヒーは苦手という人や、軽いフードも食べたいという人にはオススメのサービスです。
カフェのサブスク比較一覧表
本記事でピックアップしているカフェのサブスク7つの料金やサービス内容などを一覧でチェックできるよう表にまとめています。サービスを比較する際の参考にしてみてください。
※横にスクロールできます
サービス名 | 料金 | サービス内容 | 対象エリア |
COFFEE App | 4,180円/月 ※初週無料 | スペシャルティコーヒー飲み放題 その他ドリンク全品200円OFF | 東京都 |
上島珈琲店PASS | 3,500円/月〜 | 1日1杯コーヒーが無料 1日1回モーニングトーストセットが無料など ※プランにより異なる | 東京都 神奈川県 大阪府 兵庫県 |
ベックスコーヒーショップの サブスクプラン | 1,800円/月〜 | 1日1杯コーヒー無料など ※プランにより異なる | ベックスコーヒーショップ全店舗 ※成田空港店を除く |
coffee mafia | 1,980円/月〜 | 1日1杯対象ドリンク無料など ※プランにより異なる | 東京都 |
Roasted COFFEE LABORATORY 定額制サービス | 1,650円/月〜 | 1日3回対象ドリンク無料など ※プランにより異なる | 東京都 |
ALL DAY COFFEE 定額コーヒー飲み放題 | 4,500円/月 | 1日2杯カフェラテが無料 | 大阪府 |
LBO コーヒー飲み放題パス | 5,000円/月 | 1日4杯までコーヒーが無料 | 兵庫県 |
※料金は税込み価格です。
カフェのサブスクオススメ7社比較表
実際にそれぞれのカフェが提供しているサブスクの内容をくわしく紹介していきます。
COFFEE App
COFFEE Appは、東京の北参道にある「KITASANDO COFFEE」や、東京の麻布十番にある「TAILORED CAFE」で利用できる、コーヒー飲み放題のサブスク。
毎日スペシャルティコーヒーが飲み放題になるほか、その他ドリンクメニューが全品200円引きになるサービスです。
完全キャッシュレスの店舗となっており、アプリでドリンクやフードの事前注文ができるため、待ち時間のストレスなくカフェを利用できます。
サービス名 | COFFEE App |
月額料金 | 税込4,180円 ※初週無料 |
1日あたりの杯数 | 飲み放題(コーヒーのみ / その他ドリンクは200円引き) ※同日中複数回割引を利用する場合、一定時間の注文制限あり |
カフェの利用制限 | なし |
対象店舗数 | 2店舗(TAILORED CAFE / KITASANDO COFFEE) |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
最低利用期間 | 1か月 / 1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
COFFEE Appが利用できる店舗は、いずれもカフェメニューが豊富です。
ディカフェへの変更やシロップの追加、植物性ミルクに変更など自分好みにアレンジが楽しめ、それもアプリでの注文で完結します。今日はどのカスタマイズにしようか、毎日飽きずに楽しめるカフェです。
最初の1週間は無料となっており、翌週から料金が発生するお得な仕組みです。
上島珈琲店PASS
ネルドリップのこだわったコーヒーを提供している上島珈琲もサブスクサービスを提供しており、それが「上島珈琲店PASS」です。
上島珈琲店のサブスクは、カフェの利用スタイルにあわせて3つのコースから選べます。
毎日利用したい人、平日だけ利用したい人、朝食を楽しみたい人など、それぞれのニーズに合わせて利用できるのは便利です。
サービス名 | 上島珈琲店PASS |
月額料金 | ①税込5,500円「ネルドリップコーヒーパスポート」 ②税込4,500円「ウィークデイパスポート」 ③税込3,500円「朝活8」 |
1日あたりの杯数 | ①1日1杯(ネルドリップコーヒー / アイスコーヒー) ②月曜~金曜限定で1日1杯(ネルドリップコーヒー / アイスコーヒー) ③午前11時までの利用で1日1回、月8回まで(モーニングトーストセットのみ) |
カフェの利用制限 | ①終日利用可能 ②月曜~金曜で終日利用可能 ③午前11時まで |
対象店舗数 | 都内中心に23店舗 |
支払い方法 | 『上島珈琲店 PASS』のアプリ内決済 |
最低利用期間 | 1か月 / 課金登録日から1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
ベックスコーヒーショップのサブスクプラン
JR東日本沿線で展開しているBECK’S COFFEEのサブスクが、ベックスコーヒープランです。
JR東日本をよく利用する方はコスパよく利用できます。利用の仕方に合わせていくつかプランが用意されているので、自分にあったものを見つけられます。
サービス名 | ベックスコーヒーショップのサブスクプラン |
月額料金 | ①税込5,800円「ベックスコーヒープラン1日3回プラン」 ②税込3,100円「ベックスマイボトルプラン」 ③税込1,800円「ベックスマイボトルプラン・ライト」 ④税込2,500円「ベックスコーヒープラン・ライト」 ⑤税込3,300円「ベックスコーヒープラン1日1回プラン」 ⑥税込4,900円「ベックスコーヒープラン1日2回プラン」 |
1日あたりの杯数 | ①1日3回まで ②1日3回まで※マイボトル利用のテイクアウトのみ ③1か月20回まで※マイボトル利用のテイクアウトのみ ④来店ごとに1回まで ⑤1日1回まで ⑥1日2回まで ※来店ごとに1杯、ブレンドコーヒー / アイスコーヒーのSサイズが対象 |
カフェの利用制限 | ①終日利用可能、ただし1日3回まで ②終日利用可能、ただし1日3回まで ③終日利用可能、ただし月に20回まで ④終日利用可能、ただし月に20回まで ⑤終日利用可能、ただし1日1回まで ⑥終日利用可能、ただし1日2回まで |
対象店舗数 | 全店で利用可能 |
支払い方法 | クレジットカード、Apple Pay、Google Pay |
最低利用期間 | 1か月 / 課金登録日から1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
ご覧の通り、数あるカフェのサブスク内でトップクラスのコスパの良さです。
特に移動が多いビジネスマンにとって、いつでも熱々のコーヒーが楽しめるマイボトルプランがあるのは魅力だと言えます。
さらに「ベックスコーヒープラン」と「ベックスマイボトルプラン」では、初月の月額料金が安くなるキャンペーンをおこなっており、今が登録のチャンスです。
ただし、こちらはJR東日本が提供するサブスクサービス「JRE パスポート」で提供しているサービスのため、利用には必ずSuicaを所持している必要があります。忘れずに用意しておきましょう。
coffee mafia(コーヒーマフィア)
coffee mafiaは、サブスク、チケット利用をメインとしたカフェです。
サブスクがメインといっても、厳選したコーヒー豆を焙煎し、丁寧にドリップして提供してくれます。美味しいコーヒーを毎日楽しみたい人にオススメです。
ただし、提供店舗が「coffee mafia 有明・汐留・木場」と「221TOKYO」の4店舗となるので、自分が通える範囲内であるかどうかをよく検討してください。
サービス名 | coffee mafia |
月額料金 | 税込1,980円〜 |
1日あたりの杯数 | プランにより異なる |
カフェの利用制限 | 8:00-20:00 |
対象店舗数 | 4店舗 |
支払い方法 | クレジットカード、Apple Pay |
最低利用期間 | 1か月 / 課金登録日から1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
Roasted COFFEE LABORATORY 定額制サービス
Roasted COFFEE LABORATORYは東京都渋谷区神南にあるカフェです。
定額制サービスでは「MONSTER PASS」という定額制パスを集めたポータルサービスに登録し、お好きなパスを購入することで1ヶ月コーヒー飲み放題などの特典を受けることができます。
サービス名 | Roasted COFFEE LABORATORY 定額制サービス |
月額料金 | ①税込5,184円「カフェラテ・コーヒーフリードリンクパスポート」 ②税込4,025円「コーヒーフリードリンクパスポート」 ③税込1,650円「MADE IN SHIBUYA コーヒー豆パス」 ④税込3,500円「おいしいコーヒー飲み放題パス」 ⑤税込4,320円「おいしいコーヒー&カフェラテ飲み放題パス」 |
1日あたりの杯数 | ①1日3回 ②1日3回 ③月に1回、コーヒー豆200gを配送 ④1日3回 ⑤1日3回 |
カフェの利用制限 | 9:00-21:00 |
対象店舗数 | 1店舗 |
支払い方法 | クレジットカード |
最低利用期間 | 1か月 / 課金登録日から1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
飲み放題対象ドリンクは、コーヒー(ホット/アイス)や紅茶(ホット/アイス)、エスプレッソ(シングル/ダブル)、カフェラテなど(※プランにより対象ドリンクは異なります)。
1日に3回まで、定額で1ヶ月間対象ドリンクが飲み放題となるサブスクです。
また、月に1回ご自宅にコーヒー豆200gをお届けしてくれる「MADE IN SHIBUYA コーヒー豆パス」というプランもあり、おうちでもカフェのコーヒーが楽しめます。
ALL DAY COFFEE 定額コーヒー飲み放題
ALL DAY COFFEEは大阪のうめきた広場にあるコーヒースタンドです。
月額4,500円(税込)で1ヶ月間25杯までコーヒーが飲み放題になる定額制サービスを提供しています。対象ドリンクはカフェラテとアイスカフェラテで、1日に2杯まで注文できます。
ただし、ご利用はテイクアウト限定となる点にご注意ください。また、募集人数は先着20名限定となっているので、ご利用の際はお早めのお申し込みをおすすめします。
サービス名 | ALL DAY COFFEE 定額コーヒー飲み放題 |
月額料金 | 税込4,500円 |
1日あたりの杯数 | 1日2杯 |
カフェの利用制限 | 1ヶ月間25杯まで 同時利用2杯まで テイクアウト限定 |
対象店舗数 | 1店舗 |
支払い方法 | クレジットカード |
最低利用期間 | 1か月 / 課金登録日から1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
LBO コーヒー飲み放題パス
LBO コーヒー飲み放題パスは、神戸市にあるカフェ「LBO lespresso labo」で1日4回までコーヒー(ホット/アイス)が無料で飲める定額制パスです。
ただし、ラテをご注文の場合は、1杯あたり50円プラスとなります。
テイクアウト、店内利用共に利用できますが、テイクアウトの場合カップを持参しないとカップ代としてプラス50円が発生する点にご注意ください。
また、LBO lespresso laboで人気のケーキセットやホットサンドなどフード類のセットも500円OFFで注文できます。
サービス名 | LBO コーヒー飲み放題パス |
月額料金 | 税込5,000円 |
1日あたりの杯数 | 1日4回 |
カフェの利用制限 | 12:00-19:00 定休日:月曜日・火曜日 |
対象店舗数 | 1店舗 |
支払い方法 | クレジットカード |
最低利用期間 | 1か月 / 課金登録日から1か月ごとの自動更新 |
解約料 | なし |
まとめ
ここまで、一定の月額料金を支払えばお得にカフェのドリンクが楽しめる「カフェのサブスク」について紹介してきました。
自分の行動範囲に店舗があり、コーヒーを毎日飲む習慣があるサラリーマンやフリーランスにとってはとてもお得なサービスです。
自分のライフスタイルに合わせて、ピッタリのサブスクを選んでみてはいかがでしょうか。