YouTube Musicの楽曲をダウンロードするメリットとデメリット
YouTube Musicの楽曲をダウンロードすることのメリットとデメリットには以下のようなことが挙げられます。
メリット1. 通信量が抑えられる
「音楽をたくさん聴くとその分通信量が増えてしまうのでは」と不安な方もいらっしゃると思います。
しかし、ダウンロードしておけば楽曲を再生する際にインターネット回線を使用しません。
Wi-Fiに接続できない環境にいてもモバイルデータ通信を利用せずに済むので、通信量を節約することに繋がります。
メリット2. インターネットに接続できない環境でも音楽が聴ける
飛行機の中や、建物の地下などインターネットの電波が届きにくい場所にいても、ダウンロード再生ならいつでもどこでも音楽を聴くことができます。
デメリット1. デバイスのストレージを圧迫する
YouTube Musicのダウンロード機能はデバイスのストレージを使用するので、多くの音楽をダウンロードするほど空き容量を圧迫してしまいます。
空き容量が心配な場合は、ダウンロード音質を落としたり、聴かない音楽はこまめに削除していくなどして対応しましょう。
デメリット2. あらかじめ聴きたい音楽を選ぶ必要がある
ダウンロード再生をするにあたっては、あらかじめ聴きたい音楽を選択しておく必要があります。
ストリーミング再生のようにその場で音楽を検索して自由に聴くということができないため、不便に感じてしまうこともあるかもしれません。
YouTube MusicをWi-Fi接続時のみダウンロードするための設定
まず、YouTube Musicの音楽をダウンロードする前にやっておきたい設定をご紹介します。
YouTube Musicの設定でWi-Fiに接続している時だけダウンロードできる設定にしておけば、外出時などに間違ってモバイルデータ通信を使ってダウンロードしてしまうことを防ぐことが可能です。
YouTube Musicアプリを開いたら、画面右上のプロフィールアイコンを選択しましょう。
「設定」に進みましょう。
「一時保存とストレージ」という項目を選択します。
「Wi-Fi 接続時のみ一時保存する」の項目をオンにします。これでモバイルデータ回線ではダウンロードができないように設定できました。
YouTube Musicで音楽をダウンロードする手順
では、実際にYouTube Musicの音楽をデバイスに一時保存という形でダウンロードする手順についてご説明します。
先ほどの設定で「Wi-Fi 接続時のみ一時保存する」をオンにした方は、Wi-Fiがある環境でダウンロードを行ってください。
楽曲単位でダウンロードする手順
YouTube Musicでダウンロードしたい楽曲を見つけたら、プレイヤーページの画面右上の「︙」を選択しましょう。
出てきたメニューの中から「オフラインに一時保存」を選択します。
これでダウンロード完了です。ダウンロードした楽曲を確認するには、プレイヤー画面をいったん閉じて画面下部のメニューから「ライブラリ」タブを開きます。
「オフライン」を選択します。
「一時保存済みの曲」からダウンロードした楽曲を聴くことができます。
アルバム単位でダウンロードする手順
アルバムごとダウンロードしたい場合は、アルバムページでタイトルの下にある「↓」マークを選択します。
するとダウンロードが始まり、「オフラインに保存しています…」という表示が画面下部に現れます。
ダウンロードが完了すると「✓」マークが表示されます。
プレイリストをダウンロードする手順
YouTube Musicのプレイリストごとダウンロードすることも可能です。
ダウンロードしたいプレイリストのページで「↓」を選択します。
「オフラインに保存しています…」の部分の「表示」をタップすると、ダウンロードの進行状況を確認することができます。
ダウンロードした音楽を削除する手順
ダウンロードしたYouTube Musicの音楽を削除するには、まず「ライブラリ」タブを開きます。
「オフライン」へ進みます。
楽曲単位で消したい場合は、「一時保存済みの曲」を開きます。
削除したいトラックを右にスライドさせると、「削除」という文字が表示されるので、こちらを選択します。
確認画面が表示されるので「削除」を選択し、完了です。
アルバムやプレイリスト単位で消したい場合はアルバム・プレイリスト名の横の「︙」を選択します。
「オフラインから削除」を選択します。
確認画面が表示されたら、「削除」を選択します。これでダウンロードしていた音楽が削除されました。
オフラインミックスをダウンロードする手順
YouTube Musicには「オフラインミックス」という機能があります。Androidデバイスだと「スマート一時保存」という名前です。
オフラインミックスは、YouTube Musicがおすすめの音楽を設定した数だけ自動でダウンロードしておいてくれる機能になります。
オフラインミックスをオンにしておけば、外出先でWi-Fiが利用できない環境でも新しい音楽をどんどん発見することが可能です。
オフラインミックスをオンにするには、YouTube Musicアプリで右上のプロフィールアイコンを選択します。
「設定」を選択しましょう。
「一時保存とストレージ」を選択します。
「オフラインミックス(一時保存)の設定」をオンにします。青色のバーをスライドさせることでダウンロードする楽曲数を調節することが可能です。
オフラインミックスの音楽を聴くには、再びホーム画面からプロフィールアイコンを選択し、「オフライン」を選択します。
「オフライン ミックス(一時保存)」という項目から聴くことができます。
機内モードでもYouTube Musicの音楽が聴ける?
本当にインターネットに接続していないオフライン環境でもYouTube Musicでダウンロードした音楽が聴けるのかどうか検証してみましょう。
iPhoneの場合は、コントロールセンターから機内モードをオンにし、Wi-Fiもオフにします。
YouTube Musicアプリを開き、ダウンロードした楽曲を再生してみましょう。
機内モードのマークが表示されていますが、再生バーが動き、ちゃんと音楽が再生されていますね。これでオフラインでも音楽が聴けるということがわかりました。
YouTube Musicの音楽がダウンロードできない場合
「YouTube Musicの音楽がダウンロードできない」「なかなかダウンロードが終わらない」という場合は、以下のような原因が考えられます。
・YouTube Musicの有料プランに登録していない
・インターネットの接続環境が悪い
・デバイスのストレージ不足
・アプリのバージョンが古い
それでは、それぞれの原因に対する対処方法を一つずつ見ていきましょう。
YouTube Musicの有料プランにアップグレードする
前提として、YouTube Musicの無料プランの方はダウンロード機能を利用することができません。
ダウンロードしてオフライン再生をしたい場合はYouTube Music Premiumという有料プランにアップグレードすることをおすすめします。
現在登録しているYouTube Musicのプランを確認するには、ホーム画面から右上のプロフィールアイコンを選択します。
「有料メンバーシップ」を選択します。無料プランの場合はこちらのメニューは表示されず、画面下部に「MUSIC PREMIUMの購入」というボタンが表示されます。
「メンバーシップ」という項目から登録しているYouTube Musicのプランを見ることができます。
インターネットに接続し直す
インターネットの接続状況が悪いと、ダウンロードに時間がかかったり、ダウンロードに失敗したりすることがあります。
その場合は、いったんWi-Fiを切り、機内モードにします。しばらく経ってから再びWi-Fiに接続し、機内モードをオフにしてブラウザアプリで検索できるかお試しください。
正常に検索できるようであれば、再度YouTube Musicアプリを開いてダウンロードをトライしてみましょう。
スマホのストレージに空きを作る
スマホの空きストレージに余裕がないとYouTube Musicの音楽がダウンロードできません。
不要なアプリや写真、音楽は削除してデバイスの空き容量を確保してください。
YouTube Musicアプリでどれくらいの容量の音楽をダウンロードしているのか、デバイス全体の残りの容量はどれくらいなのか確認することもできます。
ホーム画面からプロフィールアイコンを選択し、「設定」>「一時保存とストレージ」に進みます。
「ストレージ」という項目でYouTube Musicが使用している容量と空き容量を見ることが可能です。
最新バージョンのアプリにアップデートする
YouTube Musicアプリを最新バージョンにアップデートすることでダウンロードできない問題が解決することがあります。
iPhoneの場合はApp Storeで「YouTube Music」と検索してアプリのバージョンを確認できます。
「アップデート」と表示されていれば古いバージョンなので、アップデートボタンを押しましょう。「開く」と表示されていれば最新バージョンです。
よくある質問
YouTube Musicでダウンロードした楽曲はデバイスのYouTube Musicアプリ内に一時保存という形で保存されます。ダウンロードした楽曲をアプリの外に取り出したり、ファイルを操作したりすることはできませんのでご注意ください。
YouTube Musicの楽曲はmp3に変換してダウンロードすることはできません。外部のソフトなどを利用して変換・保存することはYouTube Musicの利用規約に反する行為なのでアプリ内のみで楽曲を楽しむ事をおすすめします。
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解約してもダウンロードした楽曲はずっと残るの?
YouTube Musicを解約すると、ダウンロードしていた楽曲は全てライブラリから消えてしまいます。ただし、ご自身でYouTube Musicにアップロードしてダウンロードした楽曲は解約しても引き続き利用する事は可能です。
YouTube Musicの楽曲をダウンロードしてオフラインでも音楽を聴こう|まとめ
YouTube Musicの音楽は楽曲ごと、アルバムやプレイリストごとにダウンロードしてオフライン再生することが可能です。
あらかじめ音楽をダウンロードしておけば、外出先でモバイルデータ通信しか使えない時やインターネットに接続できない環境でも音楽を聴くことができます。
YouTube Musicがダウンロードできない場合にはデバイスの空きストレージ不足、インターネットの接続環境などいくつかの原因があり、それぞれに合った対処方法を実施することで解決することがあります。
YouTube Musicでお気に入りの音楽をダウンロードして好きな場所、好きな時間に音楽を楽しみましょう。