YouTube Musicは、音楽やミュージックビデオが聴き放題・見放題のサービスです。ブラウザでも利用できますが、スマホアプリもリリースされています。
YouTube Music自体は無料ですが、有料プラン「YouTube Music Premium」もあります。
有料プランに登録すると快適に音楽を聴くことができますが、通信量が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではYouTube Musicの通信量の目安と、通信量を節約する方法をご紹介します。
YouTube Musicの通信量の目安は?
YouTube Music の通信量は音質ごとに異なります。
YouTube Musicの有料プラン「YouTube Music Premium」は音質を選択することが可能です。
「低音質(48kbps AAC)」「標準(128kbps AAC)」「高音質(256kbps AAC)」「常に高音質(256 kbps AAC)」から4種類から選ぶことでき、それぞれスマホで10分間再生したモバイルデータ通信量の目安は以下になります(iPhoneで計測)。
動画再生の場合
音質 | 10分間再生平均通信量 | 1時間再生推定通信量 |
低音質(48kbps) | 約40~45MB | 約240~270MB |
標準(128kbps) | 約50~55MB | 約300~330MB |
高音質(256kbps) | 約54~59MB | 約324~354MB |
常に高音質(256kbps) | 約54~59MB | 約324~354MB |
音楽のみ再生の場合
音質 | 10分間再生平均通信量 | 1時間再生推定通信量 |
低音質(48kbps) | 約3~4MB | 約18~24MB |
標準(128kbps) | 約16~18MB | 約96~108MB |
高音質(256kbps) | 約25~27MB | 約150~162MB |
常に高音質(256kbps) | 約25~27MB | 約150~162MB |
高音質と常に高音質の通信量はほぼ変わりませんでした。
1,000MB=1GBですので、1GBまでは標準音質で約9時間半、高音質で約6時間となります。
YouTube Musicで通信量を節約するには?
毎日音楽を数時間聴くようなヘビーユーザーだと通信量が気になる方も多いでしょう。ここでは通信量を節約する方法や設定方法をご紹介します。
音質を下げる
YouTube Musicは無料でも利用できますが、無料プランの場合、音質を変えることができません。そのため、音質を変更する場合は有料プラン「YouTube Music Premium」で音質を設定することになります。
音質はWi-Fi接続時とモバイルネットワーク使用時で別々に音質を設定できるので、通信量が気になる場合はモバイルネットワーク使用時の音質のみ落としてみましょう。
音質を聞き比べてみて、自分が「この音質なら気にならない」というレベルまで落とすか、通信量を節約するなら標準以下に落としてみることをおすすめします。
音質の設定方法は以下の通りです。
1. 「設定」を表示
右上にあるプロフィールアイコンをタップします。
「設定」をタップします。
2. 音質を選択
「再生と制限」をタップします。
「モバイルネットワーク使用時の音質」をタップします。
すると「高音質」「標準」「低音質」「常に高音質」の順に音質が表示されますので、選択しましょう。
音質を下げるほど通信量を減らすことができます。
Wi-Fiを使う
Wi-Fi環境であれば、通信キャリアの回線を使いませんので通信量が加算されません。
毎日何時間も音楽を聴くようであれば自宅にWi-Fiを設置したり、外出時にはモバイルWi-Fiルーターを持ち歩いたりするのも一つの手段です。
また「Wi-Fi接続時のみストリーミング再生を行う」ように設定することも可能です。
1. 「設定」を表示
右上にあるプロフィールアイコンをタップします。
「設定」をタップします。
2. Wi-Fi制限を行う
「再生と制限」をタップします。
「Wi-Fi接続時のみストリーミング」をオンにします。
これでWi-Fiに接続されている時にしかストリーミング再生がされませんので、モバイルデータ使用量を節約できます。
オフライン再生を行う
通信量を使わない方法として有効なのが「オフライン再生」です。
YouTube Music Premium会員限定のサービスですが、外出時にオフライン再生を行えば通信量を一切消費せずに音楽再生が行えます。
オフライン再生を行うには事前に聞きたい音楽を一時保存する必要があります。オフライン保存する量は設定で選択可能です。
ダウンロード方法は以下の通りです。
1. ダウンロードしたい曲の再生画面を開く
ダウンロードしたい曲の再生画面を開きましょう。右上にあるメニュー「︙」部分をタップします。
2. オフラインに一時保存をタップ
「オフラインに一時保存」という項目があるのでタップします。
すると「オフラインに保存しています」という表示がされるので、ダウンロードが終わるまで待ちましょう。表示が消えたらダウンロード完了です。
アルバム単位でダウンロードする場合は、アルバムの楽曲一覧画面を開きましょう。
ダウンロードアイコンをタップします。
するとアルバムに収録されているすべての楽曲をダウンロードすることができます。ただし楽曲のダウンロードには多くの通信量を使いますので、Wi-Fi環境下で行うにしましょう。
オフラインに一時保存した楽曲は最大30日間楽しむことができます。
ミュージックビデオの画質を下げる・再生しない
YouTube Musicはミュージックビデオなどの映像コンテンツが再生される場合もあります。通信量を節約したい場合は、ミュージックビデオの画質を下げるか、再生しない設定にしましょう。
「再生しない」という設定は、YouTube Music Premium会員しかできません。
画質を下げる方法
右上にあるプロフィールアイコンをタップします。
「設定」をタップします。
「一時保存とストレージ」を選択します。
「画質」をタップします。
すると画質の設定画面が開きますので、好みの画質に設定しましょう。HDよりSDの方が画質が落ちます。
再生しない方法
YouTube Music Premium会員の場合、ミュージックビデオを再生しないという設定にすることが可能です。
右上にあるプロフィールアイコンをタップします。
「設定」をタップします。
「再生と制限」をタップします。
「ミュージックビデオを再生しない」をオンにします。
再生しないように設定すればミュージックビデオが再生されることはありませんので、通信量を多量に消費することを防いでくれます。
YouTube Musicと他サービスの通信量比較
こちらでは、YouTube MusicとSpotifyなど他の音楽配信サービスの通信量を表で比較してみましょう。
なお、通信量は1曲(5分程度)あたりで比較しています。
※横にスクロールできます
他サービスの通信量と比較すると、YouTube Musicは設定する音質によっては比較的通信量を低めに抑えることができます。
まとめ|設定を使って通信量を節約しよう
YouTube Musicは音楽もミュージックビデオも楽しめるサービスです。しかも無料で使うこともできるので、油断するとすぐに通信量の上限に達してしまう可能性があります。
通信量を節約したい人は、音質を下げたり、画質を下げたりなど工夫をしてYouTube Musicを楽しみましょう!