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Amazon Musicは高音質?設定方法や高音質プランについて解説

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Asahi
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Amazon Music Unlimitedは1億曲以上の楽曲が聴き放題で豊富な機能も揃った魅力的な音楽配信サービスです。「Amazon Musicの音質って良いのかな?」「もっと高音質で聴くにはどうしたらいい?」こういった疑問をお持ちの方に向けて、Amazon Musicの音質や音質の変更方法、より高音質で聴く方法についても解説します。

Amazon Musicの音質について

Amazon Musicで設定可能な音質はプランにより異なります。

Amazon Music個人プランファミリープラン学生プランワンデバイスプランFreeプランPrime
月額料金・1,080円
・880円(プライム会員)
1,680円580円580円0円600円
音質SD:320kbps
HD:850kbps
Ultra HD:3730kbps
SD:320kbps
HD:850kbps
Ultra HD:3730kbps
SD:320kbps
HD:850kbps
Ultra HD:3730kbps
320kbps320kbps320kbps

Amazon Musicの音質は標準音質のSD、高音質のHD、Ultra HDの3種類に分けられます。

SD音質のビットレートは320kbpsと、音楽ストリーミングサービスにおいては標準的な数値です。

一方、HD音質のビットレートは850kbps、Ultra HD音質のビットレートは3730kbpsとなっており、CDと同等かもしくはそれ以上の音質で音楽をお楽しみいただけます。

Amazon Music Unlimitedの個人プラン、ファミリープラン学生プランに登録すると追加料金は一切不要でAmazon Music Unlimited HDと同様の音質で聴けるようになります。

そのため、標準音質であるSD、ロスレスオーディオと呼ばれるCD音質のHD、ハイレゾ音源でCD音質以上のUltra HDに設定が可能です。

さらにAmazon Music Unlimited HDでは、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)や360Reality Audioといった3Dオーディオの楽曲も配信されており、再生時に音質を切り替えることができます。

1台のEcho端末やFire TV端末などで視聴するワンデバイスプランや無料プランのAmazon Music Free、Amazonプライム会員特典のAmazon Music Primeは標準音質のみの提供で、高音質には変更できません。

Amazon Musicの音質を他の音楽配信サービスと比較

次にAmazon Music Unlimitedは他社の音楽配信サービスと比べて音質は良いのでしょうか。

サービス名Amazon MusicSpotifyApple MusicYouTube MusicLINE MUSICAWA
最大音質(ビットレート)3730kbps
(24ビット/192kHz)
320kbps非公表
(24ビット/192kHz)
256kbps320kbps320kbps
Dolby Atmosの空間オーディオ

ビットレートは数値が大きくなるほど高音質になります。そのビットレートで比較するとAmazon Musicが他の音楽配信サービスより群を抜いて高音質であると見て取れます。

Apple Musicはビットレートを公表していませんが、解像度はAmazon Musicも同様の24ビット/192kHZです。

また、Dolby Atmosという音響技術を用いた空間オーディオで立体感のある音楽を体験できるのもAmazon MusicとApple Musicのみとなっています。

したがって、Amazon Musicの音質はApple Musicと同程度に高音質であると言えるでしょう。

Amazon Musicの音質を変更する方法(ストリーミング再生)

高音質で楽曲が配信されているAmazon Musicで、ストリーミング再生する時の音質の設定方法をご紹介します。

①ホーム画面右上の歯車マークをタップします。

Amazon Musicアプリのホームで歯車アイコンを選択している画像

②メニューから「設定」を選択します。

「設定」を選択している画像

③設定メニューから「ストリーミング設定」を選択します。

「ストリーミング設定」を選択している画像

④以下の画面でWi-Fi接続時とモバイルデータ通信時のストリーミング再生の音質を選び、チェックを付けます。

この時注意が必要なのは、モバイルデータ通信時に「HD/UltraHD」を選択するとモバイルデータ通信量を多く消費してしまうことです。

通信量を抑えたい方はモバイルデータの「データ通信節約」で音質を制限するか、そもそも「Wi-Fi接続時のみストリームする」にチェックを入れておきましょう。

Amazon Musicの音質を変更する方法(ダウンロード音源)

次にダウンロード音源の音質を設定する方法です。

①ストリーミングの時と同様に「ホーム画面」→「歯車マーク」→「設定」の順にタップして「設定」に移動しましょう。少し下へスクロールすると「ダウンロード設定」という項目が出てきますので、タップします。

「ダウンロード設定」を選択している画像

②ご自身のストレージの残容量に応じて音質を設定しましょう。

ダウンロード時の音質を設定する画面

音質は多少悪くともできるだけ多くの楽曲をダウンロードされたい場合は「容量節約」を、音質を重視されたい場合は「再生可能な最高音質(HD/Ultra HD)」または「標準」を選択するのがおすすめです。

一番上の「Wi-Fi接続時のみダウンロードする」にチェックを入れておくと、モバイルデータ通信時にはダウンロード機能は使えず、データ通信量が消費されることもなく安心ですので、必要な方はチェックをしておきましょう。

Amazon Musicをより高音質で聴くには

音質設定を行うことで高音質で聴けるAmazon Musicですが、とことん音質にこだわりたい方は以下のことをお試しください。

Amazon Music HDで聴く

Amazon Music HDでは、HD、UltraHDだけでなくDolby Atmosや360Reality Audioで音楽を聴くことができるプランです。プランと言っても、Amazon Music Unlimitedに登録していれば追加料金不要で利用できます。

先ほど解説したストリーミング再生時やダウンロード時の音質設定の際に「HD/Ultra HD」にチェックを入れることで最高音質で聴けるようになります。

また、「設定」の「ドルビーアトモス/360Reality Audio」にチェックを入れることで臨場感溢れる音楽体験が可能です。OFFになっている場合はONにして空間オーディオを楽しみましょう。

「ドルビーアトモス/360Reality Audio」を選択している画像

イヤホンやスピーカーを変える

ご使用のイヤホンやヘッドホン、スピーカーなどの出力機器を変えてみると、Amazon Musicの提供している高い音質のまま耳に届けることができます。

手頃な価格のイヤホンと高価なイヤホンでは体感が違いますし、一部を除きほとんどのワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンはHDやUltraHDの最高音質では再生できません。

Amazon Musicで推奨されているブランドや、ハイレゾ認定されているヘッドホンを使用するなど、こだわってみることでさらに高音質でAmazon Musicを楽しめます。

PCでは排他モードで聴く

WindowsやMacのAmazon Musicアプリを使用してAmazon Musicを聴く場合は、排他モードにすることもおすすめです。
排他モードを有効にすることで、Amazon Musicの楽曲の再生中には他のアプリケーションの通知音やシステム音などがブロックされ、本来の音質での再生が可能になります。

排他モードをONにする方法は、PC版Amazon Musicアプリで設定画面を開き、「設定」から「排他モード」にチェックを入れるだけです。

排他モードを使用中は他のアプリケーションの通知音などが鳴らないという点には注意が必要ですが、PCでAmazon Musicを聴くという方は一度お試しください。

ラウドネス・ノーマライゼーションをONにする

ラウドネス・ノーマライゼーションとは、楽曲を再生した時の音量や音圧といった「人の耳に聞こえる大きさ」を一定にする機能です。

一曲一曲で音が大きく聞こえたり小さく聞こえたりすると、いちいち音量を上げ下げしなければなりませんし、一曲ずつ音量が異なると耳心地が悪くなります。そこをラウドネス・ノーマライゼーションをONにすることで一定にできるのです。

そのため、直接音質を良くする訳ではないのですが、聴いていて不快になることはありませんので、もしOFFになっている場合はONにしておきましょう。

ラウドネス・ノーマライゼーションをONにする方法は以下の通りです。

「ホーム画面」→「歯車マーク」→「設定」の順にタップして「設定」メニューから「ラウドネス・ノーマライゼーション」をONにします。

ラウドネス・ノーマライゼーションを選択している画像

上の画像のように水色になっていればONになっているので、そのままにしておきましょう。

Amazon Musicの音質ごとの通信量

設定する音質によって消費するデータ通信量が変わります。下記の表で1曲(5分程度)あたりの各音質のおよその通信量をまとめましたので、参考にしてください。

音質標準HDUltra HD
通信量(1曲あたり)約20MB約27.5MB約60MB

ビットレートが大きいHDやUltra HDは標準音質よりも多くの通信量を必要とします。

そのため、通信量を節約するためにHDやUltra HDで再生する場合はモバイルデータ通信ではなくWi-Fi環境で利用することをおすすめします。

また、ストリーミング設定にて通信環境別(Wi-Fi/モバイルデータ)に音質を変更できるので、モバイルデータ使用時は標準音質に設定しておくと良いでしょう。

まとめ

Amazon Musicでは、CD音質であるHDやCD音質以上のハイレゾ音源であるUltra HDという高音質で多数の楽曲が配信されています。さらにはDolby Atmosや360Reality Audioが体験できるなど、非常に高いクオリティで音楽を楽しむことができます。

アプリでの音質設定も可能で、インターネット環境やストレージ容量に合わせてストリーミング再生時、ダウンロード時の音質変更も簡単です。

また、Amazon Musicを最大限に良い音質で聴きたいという方は、イヤホンやヘッドホンにもこだわってみたり、ラウドネス・ノーマライゼーションの設定も確認してみましょう。

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