キャンプ場が利用できるサブスクとは?
キャンプのサブスクとは、毎月決まった料金を支払うことでキャンプ場が利用し放題になるサービスのことです。
通常キャンプ場を利用する場合は、行くたびに都度料金を支払う必要がありますが、サブスクなら定額で好きなだけ利用できるのでキャンプがお好きな方におすすめです。
本記事では、そんなキャンプ場が利用できるおすすめのサブスクを8つピックアップし、料金や特徴などを比較しながらご紹介していきます。
キャンプをサブスクで利用するメリット・デメリット
最初に、キャンプ場をサブスク(月額制)で利用する場合のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット1:会員限定イベントなどにも参加できる
キャンプ場によっては、四季に合わせた会員限定イベントやプログラムなども提供していることがあり、キャンプ以外のアクティビティも充実しています。
また、サブスク会員になると非公開のFacebookグループやLINEグループチャットに参加することができるサービスもあり、情報交換や雑談などを通じてキャンプ仲間との絆を深めていくことができます。
メリット2:家族でもお得に利用できる
サービスによっては、家族で利用できるファミリー向けのプランも用意されており、お得にキャンプを楽しむことができます。中にはお子様の利用は無料というサービスも。
また、ソロキャンプ向けのプランでも追加料金を支払うことで、パートナーや友人など同伴者も通常よりお得な料金で利用することが可能です。
デメリット1:居住区域によってはキャンプ場が遠い場合がある
キャンプのサブスクで利用できるキャンプ場は、サービスによってエリアが限られている、もしくは特定のキャンプ場のみご利用可能なため、お住まいの地域からは遠く離れている場合があります。
自宅から遠いと通うのが大変になってしまうため、行く回数が少なくなり、結果的にサブスクではお得にはならないことも。
デメリット2:キャンプ場の備品利用には別途料金が発生する可能性あり
キャンプに必要なギアなどの道具のレンタルは、サブスク料金とは別に料金が発生する場合もあります。
ただし、サービスによっては、無料でテントや薪などを提供していることもあるので、キャンプ初心者でまだあまり道具が揃っていない方は、追加料金なしで備品のレンタルができるサービスを選ぶのがおすすめです。
【比較表】キャンプ場のサブスク8社一覧
こちらでは、本記事でご紹介するキャンプ場サブスク8社の比較一覧表を掲載しています。サービス料金などを比べる際の参考にしてみてください。
サービス名 | 料金 | サービス提供エリア | 同伴者に関する規定 |
CAMP SPACE DOSHI 2.0 | ソロ:3,000円/月 ペア:4,000円/月 | 山梨県道志村 | 子供は無料 |
WOODs Land Mio | ソロ会員:3,000円/月 家族・カップル会員:4,000円/月 バイク会員:2,000円/月 | 三重県津市美杉町 | ソロ会員が家族同伴の場合は+2,000円 |
Outdoor Life | ソロキャンププラン:6,000円/月 デュオキャンププラン:8,000円/月 ソロキャンプライトプラン:2,900円/月 | 東京/千葉/神奈川/埼玉/栃木/山梨 | ソロキャンププランは同伴者予約不可 |
camp essence | ソロキャンプ1ヶ月プラン:6,000円 ソロキャンププラン6ヶ月プラン:30,000円(5,000円×6ヶ月) デュオキャンプ1ヶ月プラン:11,000円 デュオキャンプ6ヶ月プラン:54,000円(9,000円×6ヶ月) | 兵庫/京都 | 同伴可能(※日額で追加料金が必要) |
FREE ART FIELD | ソロ利用:3,000円/月 ファミリー利用:4,000円/月 | 新潟 | – |
千葉ウシノヒロバ(定額キャンプ) | 2,970円/月 29,700円/年 | 千葉県千葉市 | 3歳未満は無料 未加入の同行者は100円引き |
MOKKI NO MORI | シングル会員:110,000円/年 ファミリー会員:132,000円/年 | 東京都檜原村 | ビジター利用は一日2,750円/組(宿泊の場合は5,500円) |
CAMP LIFER 南信州キャンプセッション | 5,000円/月(3ヶ月で15,000円) | 南信州 | 同伴者は+日額1,000円(子供は500円) |
サブスク対応のキャンプ場を選ぶポイント
次に、キャンプ場のサブスクサービスを選ぶ際に注目したいポイントについて解説します。
提供エリア
キャンプ場は、特定のエリアでのみ提供されていることが多いため、自宅からあまり遠くない場所を選択するのがおすすめです。
サブスクは、定額なので利用回数が多ければ多いほど1回あたりの料金がお得になります。そのため、頻繁に行くことができるエリア内のキャンプ場を選択すれば、通いやすくなるでしょう。
月額料金
キャンプのサブスクの料金相場は、多くの場合およそ月額2,000円〜5,000円前後となっています。
ご自身が月にどれくらいの頻度でキャンプをする予定なのか考慮して、一番コストパフォーマンスが高いサービスを選択するとお得に利用することができるでしょう。
利用可能な曜日
サービスやプランによっては、平日のみ利用可能という場合があります。そのため、週末を中心にキャンプを楽しみたい方は、土日でも利用できるサービスを選択するようにしましょう。
また、キャンプ場によっては休業日やオフシーズンの時期もあるため、公式サイトをチェックして最新情報を入手しておくことをおすすめします。
おすすめのキャンプ場のサブスク8選
こちらでは、キャンプ場のサブスクおすすめ8社のサービス内容や料金などをそれぞれご紹介していきます。
CAMP SPACE DOSHI 2.0
CAMP SPACE DOSHI 2.0は、山梨県道志村にあるサブスク制(月額制)のキャンプスペースです。
利用料金は、ソロで月額3,000円、ペア(夫婦またはパートナー)で月額4,000円となっており、月に何度行っても追加料金なしでキャンプをお楽しみいただけます。
お子様の同伴は無料です。明確な年齢制限はなく、会員である親御様が連れてくるお子様をCAMP SPACE DOSHI 2.0では「子供」として定義しています。
メンバーになると、キャンプ場での材薪の利用やお米、野菜畑の収穫、その他ギアなども全て無料で共有することが可能です。
また、CAMP SPACE DOSHI 2.0のFacebookプライベートグループに参加し、キャンプ場開拓の情報やメンバー限定コンテンツなどを観覧することもできます。
ただし、定員数には上限があるため、本登録からご案内までお待ちいただく可能性がある点にご注意ください。
WOODs Land Mio(ウッズランドミオ)
WOODs Land Mio(ウッズランドミオ)は、三重県津市美杉町にあるサブスク制(月額制)のキャンプ場です。
利用料金は、ソロ会員が月額3,000円(※ソロ会員の方がファミリーで利用した場合は追加で2,000円の料金が発生)、家族・カップル会員が月額4,000円、バイク会員が月額2,000円となっており、サブスク会員になると、キャンプ場が利用し放題になるだけでなく、キャンプ道具の無料レンタルや、四季折々の様々な会員限定イベントに参加することができます。
また、キャンプ場周辺にはカフェやお食事処といった飲食店、歴史ある神社、映画のロケ地などもあるので散策もお楽しみいただけます。
ただし、2023年1月現在は会員数が上限に達しているため、まずは非会員でもご利用可能な「2号店オフロードランドMio」を利用していただき、WOODs Land Mioの場内見学を申し込む必要があります。その時点で入会希望の方は順番待ち登録(仮会員登録)を行っていただく形となっています。
Outdoor Life
Outdoor Lifeは、毎月定額で首都圏にある提携キャンプ場が利用し放題のサブスクサービスです。
利用料金はソロキャンププランが月額6,000円、デュオキャンププランが月額8,000円、ソロキャンプライトプランが月額2,900円となっています(※ソロキャンプライトプランは月2泊まで予約可能)。
2023年1月現在、ソロキャンププランは初月(31日間)無料でお試し利用ができるキャンペーンを実施中です。
提携キャンプ場は、東京、千葉、神奈川、埼玉、栃木、山梨に19ヶ所あり、郊外で自然を堪能するもよし、都内で夜景を眺めながらキャンプをするもよし、色々な楽しみ方ができます。
最大30日先まで予約可能で、土日のご利用も可能です(※ただし、キャンプ場により利用できる曜日が異なる場合があります)。
camp essence
camp essenceは、毎月定額で但馬・播州・京都にある7つのキャンプ場が平日に利用し放題のサブスクサービスです。
利用期間は1ヶ月間もしくは6ヶ月間を選択することができ、料金はソロキャンプ1ヶ月プランが6,000円、ソロキャンププラン6ヶ月プランが30,000円(5,000円×6ヶ月)、デュオキャンプ1ヶ月プランが11,000円、デュオキャンプ6ヶ月プランが54,000円(9,000円×6ヶ月)となっています。いずれも6月〜11月の間のみご利用可能です。
また、同伴者は各キャンプ場の規定に従って追加料金を支払うことでご利用いただけます(※天滝公園キャンプ場は同伴不可)。
サブスク利用の場合は平日限定のサービスなので、「キャンプ場が空いている時にゆっくりキャンプを楽しみたい」という方におすすめです(※ただしキャンプ場によっては平日でも定休日がある場合があります)。
お問い合わせやご予約は、camp essenceの公式LINEから受け付けています。
FREE ART FIELD
FREE ART FIELDは、毎月定額で利用できるサブスクリプション型(定額制)のキャンプ場です。
キャンプ場は新潟県内に2ヶ所あり、サブスク会員の方はFAF国上とFAF出雲崎が月に何回でも利用し放題になります(※FAF国上は完全サブスク制で、FAF出雲崎はサブスク会員でない方もご利用いただけます)。
仲間同士で協力して一緒に開拓していったり、必要な道具を手作りして創り上げていくというコンセプトのキャンプ場なので、モノづくりやDIYがお好きな方におすすめです。
サブスク料金は、ソロ利用が月額3,000円、ファミリー利用が月額4,000円となっており、直火用焚き火台や七輪、巨大テントなどキャンプ道具は無料で借りることができます。
周辺にはカフェやレストラン、道の駅、コンビニ、スーパー、温泉などもあり利便性にも優れたキャンプ場です。
千葉ウシノヒロバ(定額キャンプ)
千葉ウシノヒロバは、千葉県千葉市若葉区にある牛が暮らすキャンプ場です。
定額キャンプの料金は、月額2,970円(年間一括払いの場合は29,700円)で、いつでもキャンプがし放題です(※ただし施設の休業日である平日の月曜・火曜・水曜、毎年2月、臨時休業日はご利用いただけません)。
また、追加料金ありオプションとしてキャンプギアのレンタルや、バーベキューお肉セット、地元野菜セットなどを予約時に追加することもできます。
牛のお世話体験をしながらキャンプを楽しんだり、地元でとれた野菜を使ったバーベキューを楽しんだりと、自然や動物にふれあいながらのびのびと過ごせるキャンプ場となっています(※牛のお世話体験は、感染症拡大予防の観点から2023年1月現在開始延期)。
MOKKI NO MORI(モッキノモリ)
MOKKI NO MORI(モッキノモリ)は、定額料金で時間や回数の制限なく利用できる東京都檜原村の会員制アウトドア森林フィールドです。
利用料金は、シングル会員が年額110,000円(月額換算9,167円)、ファミリー会員が年額132,000円(月額換算11,000円)となっており、年会費以外のフィールドの利用料はかかりません。
会員になると、MOKKI NO MORIの4つのフィールドをお好きな時に自由に利用することができ、キャンプも可能です(※事前予約必須)。
また、会員向けプログラムや会員向けオンラインサロンにも参加することができるようになります。
MOKKI NO MORIでは、一日の各フィールドの利用者数に定員を設定しているため、混雑するということはなく、いつでも広々とした静かな空間をお楽しみいただけるのが特徴です。
CAMP LIFER 南信州キャンプセッション
CAMP LIFER -南信州 CAMP session(キャンプセッション)-は、月額料金で利用できる南信州のキャンプ場です。
「南信州をキャンプの聖地に」をスローガンに、伊那谷や木曽谷エリアを中心に7つのキャンプ場を展開しています。
利用料金は、平日ソロキャンプ3ヶ月通しが月額5,000円(3ヶ月で15,000円)です。また、同伴者も日額1,000円(子供は500円)の追加料金でご利用いただけます。
平日限定なので、キャンプワーケーション目的やおためし移住を検討中の方、多拠点生活をしている方にもおすすめのサービスです。
ただし、会員の募集は不定期で行っており、2023年1月現在は会員登録の受付を停止しています。最新の情報は、南信州 CAMP session公式サイトのお知らせをご確認ください。
まとめ
キャンプのサブスクは、定額料金でキャンプ場が自由に利用できるサービスです。
月額数千円程度で月に複数回、キャンプができるのでアウトドア好きの方や自然が好きな方におすすめできます。
気になった方は、ぜひ本記事でご紹介した内容を参考にサブスクでキャンプ場を利用してみてはいかがでしょうか。