HOWTO

住宅やホテルに住み放題の家のサブスクおすすめ7選 料金や各サービスのポイントなど徹底比較

文:
Asahiのアイコン画像
Asahi
PR
月額払いなど定額の支払いで色んな地域で住むことができる住居系サブスクサービスを一挙ご紹介。それぞれのサービスのおすすめポイントや料金プランなどを徹底解説していきます。

住居住み放題のサブスクとは?

家のイメージ画像

住居住み放題のサブスクとは、毎月定額でお好きな家やお部屋、ホテルなどに泊まることができるサービスのことです。

近年は、リモートワークの機会が増えた影響で特定の家に住む必要がなくなったため、複数の拠点を移動しながら生活をする「アドレスホッパー」と呼ばれる人が増えつつあります。

月額料金だけで全国各地に宿泊し放題の住居のサブスクは、そんな人々に人気のサービス。

日本全国を旅しながら生活したり、ワーケーションの拠点にしたり、移住する前のお試し生活を体験したりするといった活用方法があります。

本記事では、憧れの多拠点生活を気軽に叶えられる住居のサブスクサービスおすすめ7社の料金や特徴を比較しながらご紹介していきます。

住居住み放題サブスクを利用するメリット・デメリット

まずは、住居住み放題サブスクを利用するにあたってのメリットとデメリットを確認していきましょう。

メリット①:好きな地域に気軽に住むことができる

まだリモートワークが主流ではなかった時は、毎日オフィスへ出勤しなければならなかったため、通勤圏内に家を建てたり借りたりする必要がありました。

しかし、最近はパソコンとネット環境さえあればどこでも仕事や勉強ができるようになったおかげで、場所にこだわらず自分の好きな地域に住めるようになってきています。

都会の喧騒に疲れてしまった、という方も住居のサブスクを利用すれば地方の自然豊かな地域でのびのびとリラックスしながら生活することができます。

メリット②:敷金、礼金などの初期費用がかからない

一般的に、マンションやアパートなど賃貸物件を借りる際は、家賃とは別に敷金、礼金、保証金、家具家電の購入費といった初期費用がかかってしまいます。

しかし、サブスクでかかる費用は決められた月額料金のみで、その他のコストはかからないことがほとんどです。水道光熱費やWi-Fi通信料も多くの場合月額料金に含まれており、追加料金はありません。

そのため、まとまった初期費用がすぐに用意できない方でもサブスクなら手軽に新しい生活を始めることができます。

また、家具家電など生活に必要な設備はあらかじめ備え付けられていることが多く、新たに購入したり、移動の際にたくさんの荷物を持っていったりする必要がないのもメリットの一つでしょう。

デメリット①:サービスによっては拠点数が少ない

サービスによっては、全国ではなく限定された地域にのみ施設を構えていることがあります。また、拠点数が少ない場合、人気でなかなか希望の施設の予約がとれないというケースも。

そのため、頻繁に拠点を変えながら生活したいと考えている場合は、なるべく全国各地にたくさんの拠点を用意しているサービスを選ぶと良いでしょう。

デメリット②:個室が利用できないケースもある

サービスやプランによっては、個室が利用できず、ドミトリーや他の宿泊者との相部屋のみ利用可能なケースがあります。

様々な人とコミュニケーションをとりながら交流を深められる一方で、プライベートな空間を大切にしたい方にとってはやや不便なポイントかもしれません。

どうしても個室にこだわりたい場合は、個室を多く提供しているサービスや個室が利用可能なプランを選択するようにしましょう。

住居住み放題のサブスクを選ぶポイント

家のサブスクの選び方のイメージ画像

次に、住居住み放題サブスクを選ぶ際に注目したいポイントについて解説します。

宿泊期間に制限ありか無しか

住居のサブスクは、サービスやプランによって1ヶ月に何泊でもできる場合と、月に決められた泊数のみ利用できる場合に分かれています。

例えば、持ち家がない方は宿泊期間が無制限のサービス、週末など休みの時だけ宿泊したい方は泊数が決まっているサービスを選ぶと良いでしょう。

住民票を置けるか置けないか

固定された拠点を持たずに全国を移動して生活する場合は、住民票の取得が可能かどうかもサービスを選ぶ際に注目しましょう。

住民票を置くことは国によって決められており、住民票がないと免許証の更新ができなかったり、選挙に参加できなかったり、場合によっては法律違反とみなされてしまう可能性があります。

そういったトラブルを防ぐためにも、特定の家を持たない方は、住民票取得に関する規定もサービス利用前に確認しておくことをおすすめします。

予算に見合った料金プランか

住居のサブスクの月額料金の相場は1万円前後〜10万円前後です。毎月数万円ずつ支払っていくことになりますので、なるべく無理なく継続できる料金プランのあるサービスを選択するようにしましょう。

また、サービスによっては月額料金とは別に宿泊料や清掃費用が必要になる場合もあります。

人によっては負担となってしまう金額ですので、契約前に月々どれくらいの費用がかかるのか、一泊あたりの料金に換算するといくらになるのかなど、慎重に検討していくことをおすすめします。

部屋のタイプは選択可能か

住居のサブスクで泊まれるお部屋のタイプは、個室からドミトリータイプ、シェアハウスタイプなど様々です。サービスやプランによってはドミトリーしか選択できない場合もあります。

ご自身のライフスタイルに合ったお部屋のタイプが選択できるサービスを選ぶようにしましょう。

おすすめの住居住み放題のサブスク7選

ここでは、住居住み放題のサブスクおすすめ7社の特徴をご紹介していきます。以下のサービス比較表も合わせて参考にしてみてください。

サービス名料金拠点数宿泊可能な日数最低利用期間住民票登録
ADDressおためしプラン:55,000円/月
きほんのプラン:44,000円/月
たっぷりプラン:88,000円/月
全国210ヶ所以上無制限おためしプラン:30日
きほんのプラン:90日
たっぷりプラン:90日
可能
SANU 2nd Home55,000円/月7拠点50キャビン最大連泊数4泊3ヶ月不可
LivingAnywhere Commonsベーシック:5,500円/回
スタンダード:39,600円/月
プレミアム:94,600円/月
50拠点無制限(※スタンダードのパートナー拠点は9泊/月まで)なし不可
HafHNewスタンダード:9,800円/月(初月のみ8,820円)
スタンダードプラス:15,800円/月
ライト:2,980円/月
プレミアム:30,800円/月
プレミアムプラス:82,000円/月
1,017以上プランにより異なるなし各役所の判断による
unito43,670円/月〜1,270ヶ所以上30日間まで1ヶ月部屋によっては可
Hostel Lifeお試しパス:9,000円/月
二拠点パス:27,000円/月〜
ホステル暮らしパス:63,000円/月〜
全国22都道府県31箇所3泊(お試しパス)
制限なし(二拠点パス/ホステル暮らしパス)
1ヶ月ホステル暮らしパスのみ可
ツギツギえらべるプラン:44,800円/30日(合計5泊)
えらべるプラン:134,800円/30日(合計14泊)
まいにちプラン:239,800円/30日
全国180施設5泊/14泊(えらべるプラン)
30泊(まいにちプラン)
記載なし不可
※料金は税込み価格です。

ADDress

ADDress公式サイトのトップページ

ADDressは、日本各地の空き家を活用した、住まいのサブスクサービスです。

月額料金を支払うことで、全国に210ヶ所以上あるADDressの家の中からお好きな場所を選んで無制限で過ごすことができます(※ただし、同じ家に連泊できる日数には制限があります)。

契約者本人だけでなく同伴者も最大5名まで無料で泊まることが可能な家も多数ありますので、ご家族やご友人との利用もおすすめです。

料金プランは使い方に合わせて「おためしプラン」(月額55,000円/税込)「きほんのプラン」(月額44,000円/税込)「たっぷりプラン」(月額88,000円/税込)の3種類あります。

いずれのプランも利用日数は無制限(住み放題)で、1ヶ月に何日間利用しても料金は変わりません。ただし、ひと月の中で同じ家を予約できる日数は14日までとなっています。

光熱費や共益費も料金に含まれており、Wi-Fi、家具家電など生活や仕事に必要なものが完備されているのも嬉しいポイント。ふと思い立った時に少ない荷物で気軽に全国各地の家に泊まることができます。

注意点として、サービスには最低利用期間があり、「おためしプラン」は30日間、「きほんのプラン」と「たっぷりプラン」は90日間となっています。

SANU 2nd Home

SANU 2nd Home公式サイトのトップページ

SANU 2nd Homeは、自然の中で生活を営むためのもう一つの家を提供するサブスクサービスです。

利用できる施設はキャビンと呼ばれ、北軽井沢や伊豆高原など都心から約1時間半〜3時間の距離に7拠点50キャビンが用意されています。木を使った温もりのあるインテリアと、外の景色を取り込む大きな窓が特徴的な家です。

キャビンは森や湖のほとりにあるので、自然豊かな場所でゆっくり過ごしたいという方におすすめできます。

料金は月額55,000円(税込)で、月曜日〜木曜日は追加の宿泊費が無料となっています(※ピークシーズンを除く)。

ただし、金曜日〜日曜日、祝日、祝前日は一泊一部屋5,500円(税込)〜、ピークシーズンは一泊一部屋16,500円(税込)〜の宿泊費がかかります。加えて一滞在あたり3,300円(税込)の清掃料金が追加料金としてかかる点にご注意ください。

一滞在あたりの最大連泊数は4泊で、同時に予約できる家の数は2件です(※ただし同月内の場合は1件です)。

2023年1月現在は、会員枠が満員となっていますので、サービスを利用したい方はSANU 2nd Homeの公式サイトに掲載されているウェイティングリストに登録する必要があります。ウェイティング登録された方から先着順でご案内する形となっています。

LivingAnywhere Commons

LivingAnywhere Commons公式サイトのトップページ

LivingAnywhere Commonsは「好きな時に好きな場所で働き、暮らす」というコミュニティ型多拠点コリビング(共同生活)を提供するサブスクサービスです。

場所に縛られない自由なライフスタイルを実践できる拠点を日本全国に50ヶ所展開しています。

すべての拠点にワークスペースとコミュニティスペースが備えられており、ロングステイに便利なキッチンやランドリーのある拠点も。

泊まれる施設は個室型ではなくシェアハウス型なので、「色々な人と積極的に交流しながら生活したい」という方におすすめです。

料金プランは、使った回数だけ支払う従量課金制の「ベーシック」と、月額39,600円(税込)の「スタンダード」、月額94,600円(税込)の「プレミアム」の3種類が用意されています。

いずれのプランも月に利用できる回数は無制限です(※ただし、スタンダードプランの場合、オリジナル拠点は無制限ですが、全国のゲストハウスやホステルと連携しているパートナー拠点は9泊/月までです)。

最低契約期間の縛りはないため、登録してみて合わないと感じたらいつでも解約することができます。

HafH(ハフ)

HafH公式サイトのトップページ

HafH(ハフ)は、毎月定額で全国のホテルに泊まることができる「旅のサブスク」です。

宿泊すると毎回コインをもらうことができ、貯めたコインは次回以降のお部屋の予約に利用することができます(※予約に必要なコイン数は施設や航空券によってそれぞれ異なります)。

料金プランは「ライト」(月額2,980円)、「Newスタンダード」(初月は月額8,820円/2ヶ月目以降は月額9,800円)、「スタンダードプラス」(月額15,800円)、「プレミアム」(月額30,800円)、「プレミアムプラス」(月額82,000円)の5種類あり、プランによって1ヶ月に泊まれる泊数ともらえるコイン数が異なります。月途中でのプランアップグレードや、休会も可能です。

ホテルに泊まるというと、旅行とセットのイメージがありますが、HafHなら飲みに行くような気軽な感覚でホテルを利用することができます。

そのため、「定期的に気分転換のために自宅から離れたい」という方や、「週末ホテル暮らしをしたい」といった方におすすめのサービスです。

unito(ユニット)

unito公式サイトのトップページ

unito(ユニット)は、好きな時に住んだ日数分の家賃だけで都心暮らしができる住まいのサブスクサービスです。

「賃貸を契約するほどではないが、必要な時は都心に滞在したい」という方へ向けて、都内を中心に全国1,274ヶ所の拠点が用意されています。お部屋によっては住民票の取得も可能です。

利用料金は滞在するお部屋や宿泊日数によって異なりますが、unito公式サイトのお部屋探しページからは地域や予算、部屋タイプ、利用日数など条件を絞って検索することができます。

また、3泊から利用できる「ライトプラン」もあるので、まずはお試しでサービスを利用することも可能です(※料金はお部屋によって異なります)。

さらに、unitoには「リレント」という独自のシステムがあり、こちらを利用すると、宿泊している家を空ける日に別の宿泊者にお部屋を貸すことで、家賃を下げてお得に利用することができます。

「郊外に家があるが、平日だけ都心で生活したい」という方や「長期出張で数ヶ月だけ都心に宿泊したい」という方、「オフィス出社日だけ会社の近くに滞在したい」という方におすすめのサービスです。

Hostel Life

Hostel Life公式サイトのトップページ

Hostel Lifeは、定額制のホステルパスで全国の宿に泊まったり、住んだりすることができるサブスクサービスです。

毎月決まった料金を支払うだけで、北海道から沖縄まで全国22都道府県31箇所(※2022年12月時点)の宿に好きなだけ宿泊することができます(※ただしプランによって月ごとの泊数は異なります)。

ホステルパスには3種類あり、1ヶ月に3泊まで利用可能な「お試しパス」(月額9,000円)、宿泊数の制限なしでドミトリーに泊まれる「二拠点パス」(日-木曜日プランは月額27,000円、全ての曜日プランは月額36,000円)、住民票を置くこともできる「ホステル暮らしパス」(ドミトリープランは月額63,000円、個室プランは月額99,000円)の中から選択可能です。いずれのプランも最低契約期間が1ヶ月となっている点にご注意ください。

「自然に囲まれた場所でワーケーションをしたい」という方や、「気軽に日本一周をしてみたい」という方、「移住先の仕事探しの拠点に使いたい」という方におすすめのサービスです。

ツギツギ(TsugiTsugi)

ツギツギ公式サイトのトップページ

ツギツギ(TsugiTsugi)は、東急株式会社が運営する定額制回遊型住み替えサービスです。

毎月定額で、全国180施設に1泊単位で自由に宿泊できる「泊まり放題サブスク」となっています。

泊まれる宿はツギツギが厳選した、駅直結や大浴場付きなど利便性と快適性に優れたホテルばかりで、気軽に憧れのホテル生活を始めることができるのが特徴です。

料金プランは、30日間に合計5泊できる「えらべるプラン5」(月額44,800円/税込)、30日間に合計14泊できる「えらべるプラン14」(月額134,800円/税込)、最大30連泊できる「まいにちプラン」(月額239,800円/税込)の3種類からお選びいただけます。

いずれのプランも事前登録不要で同伴者1名まで無料なので、ご夫婦やカップルでのご利用もおすすめです(※一部施設においては同伴対象外です)。

また、「えらべるプラン14」はPeachの航空券の購入などに使えるピーチポイントが毎月5,000円分、「まいにちプラン」はANAの航空券や旅行商品のお支払いに使えるANA SKYコインが毎月5,000コインもらえる特典付きとなっています。

まとめ

家のイメージ画像

住居のサブスクは、毎月定額料金を支払うだけで全国各地の家やホテルなどに滞在できるサービスです。

「リモートワークなので自然に囲まれた場所で仕事がしたい」「平日だけ都内に拠点を持ちたい」「気分転換のために週末だけ別の場所で過ごしたい」「本格的に移住する前にお試しで生活してみたい」といったご希望をお持ちの方におすすめできます。

サブスクで多拠点生活を始めようとお考えの方は、ぜひ本記事でご紹介した内容を参考にぴったりのサービスを選択して、旅するような新しいライフスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

HOWTO STREAMING