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Apple Oneとは何?メリットデメリット、使った方がいい人など詳しく解説!

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Asahi
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Apple OneとはAppleが提供する4つのサブスクリプションサービスをワンセットで楽しめるサービスです。本記事ではApple Oneの料金やメリット・デメリットなどをご紹介。対象サービスをご利用中の方や家族でAppleユーザーの場合はお得に使うことができます。

Apple Oneとは

Apple Oneは2020年に開始されたAppleで人気を集めるサブスクリプションサービスを1つのサブスクリプションで利用できるというものです。Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloud+がワンセットとなっています。

個人プランとファミリープランが用意されていて、プレミアプランというApple News+、Apple Fitness+が追加されたプランも一部の国と地域では提供されていますが、日本では利用できません。

Apple Oneに含まれる4つのサブスクリプション

Apple Oneは、Appleで提供されている以下の4つのサービスが利用できます。

  • Apple Music
  • Apple TV+
  • Apple Arcade
  • iCloud+

Apple Music

配信楽曲1億曲以上が聴き放題の音楽配信サービスです。個人プラン¥1,080/月、ファミリープラン¥1,680/月、学生プラン¥580/月で広告非表示、楽曲のダウンロードとオフライン再生、歌詞表示といった機能があります。

配信されているほとんどの楽曲がロスレスオーディオで、ドルビーアトモスという音響技術による空間オーディオで臨場感溢れる音楽体験ができることも魅力の一つです。

他にも「ラジオ」というオリジナルコンテンツがあり、旬な音楽や特集アーティストの楽曲を24時間聴けたり、ゲストと番組DJのトークを聴けたりと充実しています。

Apple TV+

Appleオリジナルの映画やドラマ、ドキュメンタリー、子供向けのアニメ、コメディーが視聴できる動画配信サービスです。¥900/月で動画が見放題で、家族で共有することもできます。

毎月新作が登場しますが、リリースされた動画はオンデマンドで観れるため、自分の好きな時間に好きな場所でいつでも視聴可能。

さらに、ストリーミング再生だけでなくダウンロードをしてオフライン再生も可能なので、iPhoneやiPadで持ち出してWi-Fi環境でない時にも楽しめる魅力たっぷりのサービスと言えます。

Apple Arcade

200以上のゲームを無制限でプレイできるゲームのサブスクリプションサービスです。利用料は¥900/月で、広告や追加の課金は一切必要なく最後までストレスなく楽しめます。

デバイスはiPhone、iPad、Mac、Apple TVでプレイでき、オフラインプレイもできるのでプレイする時間と場所を選びません。

また、家族6人までアクセスすることができますが、各々のApple IDを使ってプレイするのでデータを共有されることはなく、家族一人ひとりがゲームを存分に楽しめます。

iCloud+

写真やファイルといった大切なデータをバックアップできるオンラインストレージです。

Apple IDを持っているデバイスでサインインすることでデバイス間で保存内容を同期することができ、機種変更でデータを移行したい時にも役立ちます。

Appleユーザーであれば5GBまで無料で付帯されていますが、不足する場合は月額で容量を購入しなければなりません。

通常50GB:¥130/月、200GB:¥400/月ですが、Apple Oneに契約することで個人プランで50GB、ファミリープランで200GBまで利用することが可能です。

Apple Oneの料金プラン

用意されている料金体系は以下のようになっています。

Apple One個人プランファミリープラン
月額料金1,200円1,980円
利用可能人数1人まで6人まで
iCloudストレージ50GB200GB

各プランでどれほどおトクなのか解説します。

Apple One個人プラン

Apple Oneでまとめずに、月額料金を個別で支払った場合は合計で3,010円かかります。

毎月3,010円は大きな出費ですが、Apple Oneに登録すると差額は1,810円と半額以下で済みます。

また、対象サービスを全て使い切れなくても、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcadeから2つ以上使う場合はApple Oneでまとめる方が経済的で、そのうえiCloudのストレージ50GBが付くのでおトクです。

Apple Oneファミリープラン

ファミリープランにおいては、Apple Musicのファミリープラン1,680円に加えApple TV+、Apple Arcade、iCloudストレージ50GBを個別に月額料金を支払うと3,880円ですが、Apple Oneでまとめて支払うと1,980円もおトクです。

家族6人まで一緒に使えるので、6人家族の場合1人あたりの月額料金は330円と圧倒的に安く済みます。

インタビュイー画像

Asahi(SABUSUKU style編集部):

大学生以上の学生さんでApple Musicをメインに利用したい場合、Apple OneではなくApple Musicの学生プランに登録した方がお得になります。月額580円でApple MusicだけでなくApple TV+のサブスクリプションが特典としてついてくるためです。追加でiCloud+(50GB)を個別で契約しても合計月額710円とApple One個人プランより安くなります。

Apple Oneのお支払い方法

Apple Oneの料金のお支払いには、Apple IDに紐付けられる以下の決済方法をお使いいただけます。

  • クレジットカード/デビットカード
  • キャリア決済
  • Apple Gift Card
  • PayPay

それぞれのお支払い方法の詳細についてご説明します。

クレジットカード/デビットカード

クレジットカードやデビットカードは以下のブランドのカードが利用可能です。

  • Visa
  • MasterCard
  • Diners Club
  • JCB
  • American Express

クレジットカードはその月に使った金額が毎月決まった日にまとめて引き落とされるのに対し、デビットカードは料金の請求と同時に銀行口座から即時引き落とされます。

ただし、金融機関のキャッシュカードと一体になった「J-Debit」はお使いいただけないのでご注意ください。

キャリア決済

キャリア決済は、以下の通信事業者のお支払い方法をご利用いただけます。

  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
  • d払い

キャリア決済は、毎月のスマホの利用料と一緒にApple Oneの月額料金が引き落とされる支払い方法なので、支出管理が楽になる点がメリットです。

Apple Gift Card

Apple Gift CardはAppleのサブスクリプションサービスのお支払いやApp Store、iTunes Storeでのお買い物に使えるプリペイド式カードです。

全国のコンビニや家電量販店、オンラインショップなどで購入することができ、購入場所によって金額は変動することがありますが、3,000円、5,000円、10,000円の金額固定タイプと、1,000円〜500,000円の間で自由に金額を指定できるバリアブルタイプの2種類あります。

Apple Gift Cardに記載されているシリアルコードを入力し、Apple IDアカウントの残高としてチャージすることでApple Oneの月額料金が引き落とされる仕組みです。

間接的に現金で支払うことができるので、クレジットカードやキャリア決済が使えない方におすすめの支払い方法になります。

PayPay

キャッシュレス決済サービスのPayPayもApple Oneのお支払い方法として選択いただけます。

PayPayアカウントを作成し、銀行口座やクレジットカードを登録、もしくはセブン銀行やローソン銀行のATMから現金をチャージして使用します。

Apple Oneのメリット

まず、Apple Oneには具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介します。

個々に登録するよりも断然おトク

先程の料金プランの項目でもご説明しましたが、個々に登録するよりも断然安く使えます。

個人プランであれば半額以下、ファミリープランも約6割の金額で済むのでコストパフォーマンス抜群です。

Apple Musicユーザーはおトク感がある

Apple Musicは¥1,080/月なので、120円追加で支払うだけで他の3つのサービスが楽しめるようになります。

iCloud50GB分の月額料金は130円なので、映画やゲームをせずにApple MusicとiCloudを使うだけでも十分おトクです。 

個別で手続きする手間が省ける

これから個々のサービスの契約をしようと検討している方は、Apple One一つの手続きをするだけで4つ全てのサブスクリプションへの登録が完了します。

これから一つずつ手続きしようと思っている方にとっては、お金と一緒に時間の節約にもなるでしょう。

新しいコンテンツに出会える

対象サービスのうち、まだ1つか2つしか使っていない場合は、未体験のコンテンツに出会うことになります。

たとえば、現時点ではApple MusicとiCloudのみ利用しているという方だと、Apple Oneに登録することでApple TV+とApple Arcadeも楽しめるようになるのです。

これまでは使っていなかったコンテンツに触れることで、新たな趣味となったり生活に楽しみが増えるという良さもあります。

Apple Oneのデメリット

魅力的なApple Oneにも多少の欠点があります。

Apple Musicを使わない人には割高

Apple Musicは¥1,080/月なので、1,200円というApple Oneの月額料金は元々登録していた人にはおトクに感じられるのですが、Apple Musicで音楽を視聴しない人にとってはおトク感があまりありません。

Apple Musicを使わず、iCloudとApple TV+またはApple Arcadeをメインで使う人は個別で契約する方がいいと思ってしまいます。

iCloudは不足した際に追加購入が必要

Apple Oneに登録すると個人プランで50GB、ファミリープランで200GBが使用できるようになります。

もしこの容量でも不足してしまう場合は、さらに追加で月額料金を支払わなければならず、高くなってしまいます。

50GB追加すると130円、200GB追加で400円、2TB追加で1,300円がApple Oneの月額利用料1,200円に加算されていくので注意が必要です。

サービスをカスタマイズできない

Apple Oneでは使えるサブスクリプションサービスが4つ固定されているので、使いたいものだけを選びカスタマイズすることができません。

Apple TV+は見ないからその分だけ割引されれば嬉しいですが、ワンパッケージなので料金は固定です。

とは言え、どのサービスも魅力的なので一度使ってみると利用価値を見出だせるかもしれません。

こんな方にApple Oneはオススメ

以下のような方にApple Oneはオススメできます。

使うサービスが2つ以上ある人

既に使っていたり使う予定のサブスクリプションが複数ある場合は、Apple Oneで一括するとよいでしょう。

例外もあり、¥900/月のApple TV+またはApple Arcadeと¥130/月のiCloud50GBの2つしか使わない人は個別に手続きする方がおトクですが、それ以外はApple Oneにする方がおトクに使えます。

家族みんなAppleデバイスユーザー

家族がiPhoneやiPadなどのApple製デバイスを使っている場合は、Apple One対象のサービスを使っている可能性があります。

家族同士で同じサービスを使っている場合はファミリープランを活用することで、家族みんなでおトクに楽しめます。

Apple Oneの登録方法

ここからは、Apple Oneの登録方法について画像付きで解説します。

[1] iPhoneの「設定」をタップ。

iPhoneの「設定」を選択している画像

[2] 設定メニューの「Apple ID、iCloud、メディアと購入」をタップ。

Apple IDアカウントを選択している画像

[3] 「サブスクリプション」を選択。

「サブスクリプション」を選択している画像

[4] 「Apple Oneを入手する」をタップ。

「Apple Oneを入手する」を選択している画像

[5] プランを選択し「無料トライアルを開始」をタップします。

「無料トライアルを開始」を選択している画像

[6] Apple One購入画面が出現したら、支払いを実行。

Apple Oneの支払いを認証する画面

[7] Apple Oneの全てのサービスが準備できたと表示されたら「完了」をタップ。これで手続きは終了です。

Apple Oneの登録手続きが終わり「完了」を選択している画像

Apple Oneのアプリはありませんので、それぞれのサービスのアプリから楽しみましょう。

Apple One対象のサービスに登録済みの場合は?

以前からApple Arcadeを楽しんでいるなど、既に登録済みのApple One対象サービスはどうしたらよいのか、という疑問が出ると思います。

そういった場合は、Apple Oneに登録すると、その時点で自動的に個々の契約は解約されます。そのため、二重に請求されることはありません。

また、年間契約をしている場合は残期間に応じて自動的に返金を受けることができます。

Apple Oneの手続き前からiCloudのストレージ容量を追加購入していた人は、Apple Oneに変更することでさらに追加されます。

たとえば、以前から200GB分追加をしていた人がApple Oneの個人プランにするとさらに50GBが追加され、合計250GB分のストレージが使用可能になるのです。

個別契約のiCloudをキャンセルすることも可能ですが、Apple Oneの登録前にキャンセルするとデータが削除されてしまいますので、Apple One登録後に手続きしましょう。

Apple MusicやApple TVのダウンロード済みの楽曲や動画などもそのままデータが引き継がれます。

本来自動的に引き継がれるところを、Apple Oneの契約前に解約することでデータは削除され、引き継ぎできなくなってしまうので注意してください。

Apple Oneの解約方法

「やっぱり全部のサービスは使わない」「無料体験だけでやめておきたい」そういった時には、すぐにApple One解約の手続きができます。

[1] 「設定」アプリを開き、Apple IDアカウントに移動します。

Apple IDアカウントを選択している画像

[2] 「サブスクリプション」を選択。

「サブスクリプション」を選択している画像

[3] 「有効」の中から「Apple One」を選択。

Apple Oneを選択している画像

[4]「Apple Oneをキャンセル」をタップ。

「Apple Oneをキャンセル」を選択している画像

[5] 「サービスを継続しますか?」と聞かれるので、個別で登録する必要がなければ「Apple Oneをキャンセル」をタップ。

「Apple Oneをキャンセル」を選択している画像

[6] 本当にApple Oneをキャンセルしてもいいかダイアログが表示されるので、よろしければ「確認」をタップして手続きは完了です。

Apple Oneを本当にキャンセルするか確認する画面

Apple Oneの1ヶ月無料体験

Apple Oneには初回登録時に1ヶ月間の無料お試し期間があります。この無料お試し期間中に「全部は使わない」と思った場合はキャンセルして個々のサービスを継続しましょう。

また、最初から「使うのはこのサービスだけ!」と決まっている場合はApple Oneの無料体験ではなく、それぞれ無料体験をしてみるのも一つです。

Apple Music:1ヶ月間のお試し期間後、¥1,080/月
Apple TV+:7日間のお試し期間後、¥900/月
Apple Arcade:1ヶ月間のお試し期間後、¥900/月

iCloudに無料トライアルはありませんが、それ以外の3つのサブスクリプションサービスには用意されています。

時期をずらして個々に試してみて、どれもよければApple Oneに登録する、こういった方法もありますので、検討してみてください。

よくある質問

?

Apple Oneを使えるデバイスは何?

Apple Oneを利用する事のできるデバイスは下記の通りです。

・iOS 14以上のiPhone、iPad touch
・iPadOS 14以上のiPad
・tvOS 14以上のApple TV
・macOS Big Sur 11.1以上のMac

?

iCloudとApple MusicのApple IDが同じじゃないけど登録できる?

2つのサービスで異なるApple IDを使用していてもApple Oneは利用できます。

?

Apple Oneに学生プランはないの?

Apple Oneには個人プランとファミリープランのみ用意されており、学生プランはありません。Apple Musicのように需要が増えれば学生プランも追加される可能性はあります。

まとめ

Appleで人気の4つのサブスクリプションサービスを1つにしたのがApple Oneです。4つそれぞれ登録するよりも断然お得なのに、提供される内容は全く変わりません。既にいくつかのサービスに登録している方や、これからのプライベートタイムを充実させたい方にはぴったりです。

自分に合うか分からないという方も、1ヶ月のお試し期間がありますのでまずは試してみてはいかかでしょうか。

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