Spotifyの解約は登録方法によって変わる
Spotifyでは、登録方法によって解約方法も異なります。そのため、一概に公式サイトから解約できるわけではありません。どのように登録したのか(公式サイト、携帯会社など)は必ず覚えておきましょう。
公式サイトから登録した場合
公式サイトから登録した場合は、Spotify公式サイトへログインして解約できます。解約する際は手順に沿って手続きを行わなければなりません。
詳しい手続きは「Spotifyプレミアムを解約する手順」で解説していきます。
Spotify以外の会社から登録した場合
Spotify以外の会社(プロバイダーや携帯電話会社など)から登録した場合は、Spotify公式サイトでの解約手続きができません。登録元へ問い合わせて手続きを進める必要があります。
登録元の確認方法を見ていきましょう。
▼登録元の確認方法
Spotify公式サイトへアクセスし、画面右上にあるメニューボタン(三本線)をタップ。
メニュー一覧から「ログイン」を選択。
ログインページでアカウント情報を入力し「ログイン」をタップ。
WEBプレイヤー画面の右上にある設定ボタン(歯車のマーク)をタップ。
設定ページ内にある「アカウントを表示」をタップ。
「現在のプラン」の項目にある「お支払い」を確認すると、登録元の情報が記載されています。ここで表示された登録元へ問い合わせ、Spotify解約の手続きを進めましょう。
Spotifyプレミアムを解約すると利用できなくなる機能
Spotifyプレミアムを解約すると自動でフリープランに移行し、いくつかの機能が制限されます。解約後に使えなくなってしまう具体的な機能としては以下のようなものがあります。
・オフライン再生ができなくなる
・スキップ回数は1時間に6回までになる(ただしPCでは無制限)
・好きな楽曲をピンポイントで再生できなくなる(ただしPCでは可能)
・最高音質が選べなくなる
・プレイリストの曲順の並び替えができなくなる
・音声広告が入る
・グループセッション、SharePlayが利用できなくなる
・プレイリストの拡張ができなくなる
Spotifyプレミアムを解約する手順
Spotifyプレミアムを解約する手順について、登録方法に合わせて解説します。なお、解約する際は以下の注意点についてもチェックしておきましょう。
<解約時の注意点>
・有料プランを解約すると、無料プランへ移行する。
・無料体験中に解約手続きを行った場合も無料プランへ移行する。
・アカウントの削除は行われない。
・Spotifyアプリを削除しても解約されたことにはならない。
・有料プランはSpotifyアプリから解約手続きできない(インターネットへ接続できる環境が必要です)。
▼公式サイトから登録した場合の解約方法
Spotify公式サイトへアクセスし、画面右上にあるメニューボタン(三本線)をタップ。
メニュー一覧から「ログイン」を選択。
ログインページでアカウント情報を入力し「ログイン」をタップ。
ログイン後、WEBプレイヤー画面の右上にある設定ボタン(歯車のマーク)をタップ。
設定ページ内にある「アカウントを表示」をタップ。
アカウントページ下部に契約中のプランと「プラン変更」ボタンが表示される。ここで「プラン変更」を選択する。
「Spotify Free」欄の下部にある「Premiumをキャンセル」を選択。
その後、いくつか表示されるページ下部に「解約手続きを続行」というボタンがあります。このボタンをタップすることで解約完了です。
また、有料プランを解約しても、再度無料プランへアップグレードできます。アップグレードはアカウントページから行えます。
Spotifyプレミアムを解約する際の注意点
Spotifyを解約する際は以下のポイントに注意しましょう。
契約を再開しても無料トライアルは適用されない
Spotifyの1ヶ月間無料トライアルは初回登録時のみ有効なので、2回目以降の登録ではトライアルが適用されません。
そのため、Spotifyプレミアムの利用再開にあたっては初月から利用料がかかりますのでご注意ください。
学割プラン解約後は1年間学割で登録できなくなる
学割プランを解約した場合、解約から1年間は学割プランで登録再開できなくなります。学割プランを解約する場合は慎重に考えて手続きを行うようにしましょう。
Spotifyプレミアムを解約できたか確認する方法
Spotifyプレミアムが正しく解約されたかどうかは、下記の2つの方法で確認することができます。問題なく解約できたか心配な場合は、チェックしてみましょう。
・解約完了のメールを確認する
・Spotifyのアカウントページを確認する
解約完了のメールを確認する
Spotifyプレミアムを解約すると、登録メールアドレス宛に「まもなくSpotify Premiumプランをご利用できなくなります」という解約完了の通知が届きます。
こちらのメールが届いていれば、解約手続きは問題なく完了したことになります。
Spotifyのアカウントページを確認する
Spotifyプレミアムを解約すると、アカウントページの「現在のプラン」に「お客様のプランは、◯◯年◯月◯日にSpotify Freeに変更されます」と表示されます。
解約ではなくアカウント自体を削除する方法
サービスの解約ではなく、アカウント自体を削除(閉鎖)する方法について解説します。
▼アカウントの削除(閉鎖)方法
Spotify公式HPから「カスタマーサポート」へアクセス。
サポートメニューの中から「アカウントの設定について」を選択。
表示された項目から「アカウントの閉鎖」を選択。
サポート一覧が表示され、「Premiumプランを使用していませんか?」内の「アカウントを閉鎖する」を選択。
アカウント削除手続きの画面へ移行するため、指示に従って手続きを進めます。手続きは5ステップで完了しますが、最終ステップはアカウント閉鎖の確認がメールで送られてきます。
メール内に記載されるリンクを開いて手続き完了です。Spotifyに登録したメールアドレス宛に送られてくるので、事前にどのアドレスで登録してあるのか確認しておきましょう。
また、アカウント削除を行う際は、次の注意点も必ず確認しておいてください。
<アカウント削除時の注意点>
・アカウント削除後、7日以内に再開しない場合は永久的に同じアカウントで再開できない。
・プレイリストやフォロワーなども復元できない。
アカウントを削除すると、Spotifyからリンク付きのメールが届きます。このリンクはアカウント再開用のもので、7日以内に再開すれば同じアカウントが使えます。
解約しても更新日まではそのまま利用可能
Spotifyを解約しても、契約の更新予定日まではそのまま利用可能です。例えば、更新日予定日が12月31日だった場合、12月20日に解約しても更新予定日までサービスが受けられます。
更新予定日のギリギリまで解約手続きを待つ必要はありません。解約すると決めた時点で手続きすることをおすすめします。
ただし、解約日~更新予定日までの料金が日割りで返ってくるわけではないので注意しましょう。料金は1カ月分支払い、解約~更新予定日までサービスを受け続けるという仕組みです。
また、無料体験で登録した場合、1ヶ月の無料期間を過ぎると有料プランへ自動的に切り替わります。「気が付かないうちに料金を支払っていた」ということのないよう、現在の契約プランに注意しましょう。
無料プランでも楽しめる
Spotifyは無料プランでも十分音楽を楽しめます。Premiumプラン(有料プラン)との違いを見ていきます。
【無料プランとPremiumプランの違い】
プラン名 | Freeプラン | Premiumプラン |
料金 | 無料 | 980円~(初回1ヶ月は無料体験) |
楽曲数 | 1億曲以上 | 1億曲以上 |
ポッドキャストとオーディオブックの利用 | あり | あり |
海外旅行先での音楽再生 | あり | あり |
再生方法 | シャッフルプレイのみ | 自由に再生できる |
音質選択 | 低音質~高音質 | 低音質~最高音質 |
広告 | あり | なし |
オフライン再生 | 不可 (ポッドキャストのみダウンロード可能) | 可能 (アルバム、プレイリスト、ポッドキャストなどをダウンロード可能) |
楽曲のスキップ数 | 1時間に6回まで | 無制限 |
無料プランはいくつか制限があるものの、楽しめる曲数はPremiumプランと同じです。さらに、音質に関しても高音質までは設定できるので、「無料」のサービスとしては十分に楽しめるでしょう。
Spotify解約後に乗り換えにおすすめの定額制音楽配信サービス
「Spotifyは使いづらかった」「Spotifyには聴きたい音楽がなかった」などの理由で解約した方も、この機会にぜひ他の定額制音楽配信サービスを検討してみてください。
サービス名 | Spotify | Apple Music | Amazon Music | AWA | LINE MUSIC | 楽天ミュージック | YouTube Music |
月額料金 | ・980円(スタンダード) ・480円(学生) ・1,280円(Duo) ・1,580円(ファミリー) | ・1,080円(個人) ・580円(学生) ・1,680円(ファミリー) ・480円(Voice) | ・1,080円(個人) ・980円(プライム会員) ・580円(学生) ・1,680円(ファミリー) ・480円(ワンデバイス) | ・980円(スタンダード) ・480円(学生) ・270円〜(アーティスト) | ・980円(LINE STORE・一般) ・1,080円(アプリ内購入・一般) ・480円(LINE STORE・学生) ・580円(アプリ内購入・学生) ・1,680円(ファミリー) | ・980円(スタンダード) ・780円(楽天カード/モバイル会員対象) ・500円(ライト) ・480円(学生) | ・1,080円(Android/Web・個人) ・1,450円(App Store経由・個人) ・580円(学生) ・1,680円(Android/Web・ファミリー) ・2,180円(App Store経由・ファミリー) |
配信楽曲数 | 1億曲以上 | 1億曲以上 | 1億曲以上 | 1億2,000万曲以上 | 1億曲以上 | 1億曲以上 | 1億曲以上 |
無料プラン | あり | なし | あり | あり | あり | なし | あり |
無料トライアル | 1ヶ月間 | 1ヶ月間 | 最大4ヶ月間 | 1ヶ月間 | 1ヶ月間 | 60日間 | 1ヶ月間 |
LINE MUSICなど個人プランならSpotifyスタンダードプランと同じ月額980円で利用することができるサービスもあります。
どのサービスにも無料プランもしくは無料トライアルがあるので、まずはお金を払わなくても気になるサービスがあればお試しで使い始めることが可能です。
Apple Music
Apple Musicは、月額1,080円で1億曲以上と30,000プレイリスト以上が広告なしで聴き放題になる音楽アプリです。
特徴としてはロスレスオーディオやドルビーアトモスの空間オーディオに対応している点、ボーカルの音量を抑えてカラオケができるApple Music Singなどがあります。
iPhoneやiPadなどApple製のデバイスと相性が良く、直感的な操作が可能なデザインなので「Spotifyはアプリが使いづらかった」という方におすすめです。
Amazon Music
Amazon Musicは、Amazonが提供する定額制音楽アプリです。月額定額制のAmazon Music Unlimitedと、無料で利用できるAmazon Music Freeがあり、Amazon Music Unlimitedでは1億曲以上の楽曲とポッドキャストが聴き放題になります。
高ビットレートのHD、Ultra HDや空間オーディオに対応した楽曲も多数配信されているため、音質にこだわりがある方におすすめです。
AWA
AWAは、月額980円で1億2,000万曲以上が聴き放題になる音楽アプリです。毎月の価格はSpotifyと変わらず、楽曲数が増えるのでより多くの音楽を聴きたい方におすすめできます。
特徴的な機能としては「LOUNGE(ラウンジ)」があり、音声ライブ配信を他のユーザーと楽しみながらオンライン上で交流することが可能です。
楽天ミュージック
楽天ミュージックは、定額で1億曲以上が聴き放題の音楽アプリです。スタンダードプランの料金は月額980円ですが、楽天カードや楽天モバイルの契約者なら月額780円で利用することができます。
月額500円のライトプランもあり、30日毎に20時間まで再生可能という制限はつきますが、Spotifyよりもお得に音楽を聴くことが可能です。
また、1日1曲好きな楽曲を再生すると、毎日1ポイントずつ楽天ポイントが貯まり、貯めた楽天ポイントは月額料金のお支払いにもお使いいただけます。
よくある質問
Spotifyは解約しても次回契約更新日までは引き続き有料プランのサービス内容で利用できますので、「解約したい」と思ったタイミングで解約すれば問題ありません。更新日を1日でも過ぎてしまうと翌月分の料金が発生しますので、解約したいと思ったらなるべく早めに手続きを進めましょう。
Spotifyを解約できない際によくある原因としては以下の2点が挙げられます。
・Spotifyアプリから解約しようとしている
・複数のSpotifyアカウントを所有している
Spotifyはアプリからは解約することができないので、必ずブラウザを介して手続きを行いましょう。また、メールアドレスの他にFacebookアカウントやGoogleアカウントでもSpotifyに登録しており、複数のアカウントから料金の請求が来てしまっているということも考えられますので、その場合は全てのアカウントのサブスクリプションを解約してください。
まとめ
Spotifyの解約手続きは基本的にスマホやパソコンから公式サイトにアクセスして行います。
解約しても次の契約更新日までは引き続きプレミアムプランの機能をご利用いただけるので、お好きなタイミングで解約していただいて問題ありません。
解約後は自動的にSpotifyフリープランに切り替わるので、引き続き音楽ストリーミングサービスを利用したい方は、そのままフリープランを利用するか、Apple MusicやAmazon Musicなど他の定額制音楽ストリーミングサービスを利用することもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。