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Apple MusicとAmazon Music Unlimitedはどう違う?こんな人におすすめ!

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Asahi
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音楽配信サービスの中でもメジャーどころのApple MusicとAmazon Music Unlimited。「どっちを使えばいいんだろう?」「自分にはどっちが合うかな?」と迷っている方に向けて、料金などのサービス内容を徹底比較します。それぞれのサービスのメリットなどもご紹介しますので、参考にしてみてください。

Apple MusicとAmazon Music Unlimitedを比較

はじめに、Apple MusicとAmazon Music Unlimitedについて各項目ごとで比較してみましたので、一つずつ見ていきましょう。

料金プラン

Apple MusicAmazon Music Unlimited
個人プラン(月額)1,080円・1,080円
・980円(プライム会員)
個人プラン(年額)10,800円9,800円(プライム会員のみ)
学生プラン(月額)580円580円
ファミリープラン1,680円・1,680円(月額)
・16,800円(年額 プライム会員のみ)
ワンデバイスプラン580円
無料プラン

Apple Musicの個人プランの月額料金は1,080円ですが、Amazon Music Unlimitedはプライム会員の場合は980円とおトクに利用できます。

ファミリープランについても、年額料金を設定しているのはAmazon Musicのプライム会員のみです。
このことから、Amazonプライム会員であればAmazon Music Unlimitedの方が料金を抑えることができます。

また、Amazon Musicのワンデバイスプランは音声アシスタントのAlexaで操作を行うプランですが、1台のEcho端末またはFireTV端末のみ利用可能でスマホなどではこのプランは利用できません。

無料プランの有無もチェックポイントの一つです。機能の制限はあるものの、Amazon Musicには無料で使用できるAmazon Music Freeがあります。しかし、Apple Musicには無料で使用できるプランはありません。

Apple Musicを試してみたい場合は1ヶ月の無料体験で使いやすさなどを試してみることをおすすめします。

ユーザー数

「大勢のユーザーがいるサービスは良いのでは?」という考え方もあります。
ユーザー数についてはデータの発表時期が異なるため、一概に比較はできませんが以下のように大差はありません。

Apple MusicAmazon Music Unlimited
ユーザー数6000万人以上(2019年6月)5500万人以上(2020年1月)

どちらも現在はこれ以上のユーザー数となっているかと推測され、2社とも人気の音楽配信サービスと言えるので人数での比較検討は難しいかもしれません。

配信楽曲数

「とにかくたくさんの楽曲に触れたい!」配信楽曲数を重視する場合はこちらをご覧ください。

Apple MusicAmazon Music Unlimited
配信楽曲数1億曲以上1億曲以上

Apple Musicには1億曲以上、Amazon Music Unlimitedでも1億曲以上が配信されており、楽曲数での優劣はつけ難いです。しかし、全ての楽曲がApple MusicにもAmazon Musicにもあるとは言い切れません。
そこで、検討していただく際にはご自身の聴きたい楽曲が配信されているかが重要になります。

Apple Musicであれば無料体験期間中に、Amazon MusicであればFreeプランにて自分の聴きたい楽曲やアーティスト、ジャンルなどを探してみてください。好みの曲が多く聴ければ満足度も上がります。

機能

「譲れない機能がある!」そういった方はこちらで比較してみてください。

Apple MusicAmazon Music Unlimited
広告非表示
フル再生
プレイリストの作成
ダウンロード/オフライン再生
歌詞表示
MVの再生
ロスレス・空間オーディオ
バックグラウンド再生
ポッドキャスト
ラジオ

2社とも一般的な有料プランでできる機能は網羅していますので、どちらを使っても遜色ないのですが、1点だけ異なる部分があります。

ポッドキャストの有無です。ポッドキャストとは、トーク番組やニュース番組、英会話チャンネルなどのラジオのような音声コンテンツのことです。
このポッドキャストはAmazon Musicにはありますが、Apple Musicにはありません。

Apple Musicにもラジオというオリジナルコンテンツはありますが、ポッドキャストとは異なり音楽に特化した番組が配信されています。
Appleでもポッドキャストのサービスはあるのですが、別アプリでの配信のため1つのアプリで完結させたいという方はAmazon Musicがおすすめです。

音質

「音質にはこだわりがある!」音楽を聴く上で音質を重要視する方は多くいますので、音質でも比較しましょう。

Apple MusicAmazon Music Unlimited(HD)
音質最高24ビット/192kHz最高24ビット/192kHz
ドルビーアトモスの空間オーディオ

サンプルレートはどちらも同じ最高24ビット/192kHzとロスレスオーディオで配信されています。ロスレスオーディオとは、CD音源そのままの音質でストリーミング再生が可能な高音質な音楽のことです。

さらに、2社ともドルビーアトモスという音響技術を使った立体感のある空間オーディオを楽しめる楽曲も多数配信しています。そのため音質に関しては同程度であると言えるでしょう。

インタビュイー画像

Asahi(SABUSUKU style編集部):

全ての曲ではありませんが、Amazon Music Unlimitedでは一部楽曲がUltra HDというCD以上の音質が楽しめるフォーマットで配信されています。また、Amazonプライム会員であればAmazon Music Unlimited個人プランを月額980円と、Apple Music個人プランより月々100円安い価格で利用できるためプライム会員の方で音質を重視したい方にはAmazon Music Unlimitedがオススメです。

無料体験期間

使い始めるにあたって「アプリの操作性や音質、配信されている楽曲などを確認しておきたい!」という方には無料体験がおすすめです。

Apple MusicAmazon Music Unlimited
無料体験期間1ヶ月間30日間

Apple MusicにもAmazon Music Unlimitedにも無料体験の期間が存在します。
Apple Musicは新規登録時に1ヶ月間の無料トライアルが可能です。Amazon Music Unlimitedも30日間無料で試すことができます。

どちらのサービスも試してみると、どちらが自分に合うのか実感できるでしょう。

Apple Musicのメリット

ここからは、Apple Musicを選択した場合のメリットや特色についてご紹介します。

Apple製品と相性が抜群

Apple MusicはiPhoneをはじめ、Apple WatchやHome PodなどのApple製品との相性が非常に良いです。
Apple製品には音声アシスタントのSiriが内蔵されているので、様々なデバイスで操作は音声だけで完結します。

家の中ではHome Pod、車の中ではCar Play、トレーニング中はApple Watch、といったように聴きたい場所によって端末を変えて聴くことができるのは最大の魅力と言えるでしょう。
さらに、Apple Musicでダウンロードした曲だけでなく、iTunesで購入した曲や、CDからiTunesに取り込んだ曲もまとめてiCloudミュージックライブラリで管理することもできます。

充実のオリジナルコンテンツ

Apple Musicには「ラジオ」というコンテンツがあり、本来のラジオと同じように番組DJが楽曲や特集アーティストを紹介したり、アーティストがパーソナリティとなってアーティスト選曲の音楽が流れます。

アーティストがゲスト出演する番組や、「アーティストインタビュー」という動画でのインタビューもApple Music限定で配信されていて、Apple Musicのラジオは音楽を深く楽しみたい方にも広く楽しみたい方にもおすすめのコンテンツです。

高性能なおすすめ機能「今すぐ聴く」

Apple Musicで音楽を聴けば聴くほどあなたの好きな音楽を学習して、おすすめしてくれる機能の「今すぐ聴く」も、Apple Musicを使う上では大きな魅力です。

楽曲の再生中に「ラブ」や「これと似たおすすめを減らす」をタップすると、さらにおすすめの精度は上がり、あなた好みの選曲をしてくれるようになります。

Apple Musicで「ラブ」「これに似たおすすめを減らす」を選択している画像

SharePlayでビデオ通話をしながら一緒に音楽が聴ける

Apple製品同士なら、FaceTimeというビデオ通話アプリを使って一緒に音楽を聴きながら通話を楽しめるSharePlay機能をお使いいただけます。

通話に参加している人全員が次に再生する楽曲を選択でき、リアルタイムで同じ音楽を聴くことができます。

ただし注意点として、SharePlayを利用するにあたっては参加する人全員がApple Musicに登録している必要があります。

Apple Musicのデメリット

魅力の多いApple Musicにも惜しい点があります。

無料プランがない

他の音楽配信サービスによくある機能制限付きで使える無料プランがApple Musicにはありません。
そのため、操作性や配信楽曲を確認したい場合は無料トライアルに登録する必要があります。

無料期間の1ヶ月が過ぎると自動で更新されますので、合わなかったなどの理由でキャンセルする場合は解約手続きを忘れないようにしましょう。

ポッドキャストがなく別アプリで視聴

Apple Musicのアプリ内にポッドキャストはありません。ポッドキャストを楽しみたい場合はAppleの別アプリを使用しなければなりません。
アプリが増えるのが嫌だ、ポッドキャストをよく聴くという方にとっては残念なポイントと言えるでしょう。

海外アーティストの表記がカタカナと英語で混在

一部の海外アーティストの表記がカタカナになっていることは、洋楽ファンとしてはマイナスポイントです。
読み方も分かり、検索もしやすいのですが、好きなアーティストの場合は違和感を感じるかもしれません。

また、iTunesで管理する際にも同じアーティスト名で英語表記とカタカナ表記で別のアーティスト名として判別されてしまいますので、改善してほしいポイントです。

Amazon Music Unlimitedのメリット

次に、Amazon Music Unlimitedの特徴やメリットについてご紹介します。

Amazon製品との相性が良い

Amazon製のスマートスピーカーAmazon Echoシリーズや映画やゲームなどが楽しめるAmazon Fire TVでもAmazon Music Unlimitedの音楽を聴くことが可能です。
音声アシスタントのAlexaに話しかけるだけで操作可能なので、手軽に家族みんなで音楽を楽しめます。

無料プランがある

Apple Musicにはなかった無料プランがAmazon Musicにはあります。無料プランで気軽にアプリの操作性やどのような楽曲が配信されているかを確認できます。
ランダム再生なので曲を選ぶことはできませんが、全曲フル再生が可能です。

音声広告がつき、スキップ回数も1日6回の制限がありますので、ストレスに感じる場合はAmazon Music Unlimitedへアップグレードしましょう。

プライム会員価格がある

Amazonでは月額600円または年間5,900円でプライム会員になることができ、プライム会員の場合、Amazon Music Unlimitedの月額料金が1,080円のところ980円になります。

プライム会員になると様々な特典を受けることができ、Amazonの配送料が無料になったり、映画や書籍も楽しむことができます。
既にプライム会員の方はもちろん、Amazonでよくお買い物をするという方も音楽配信サービスをAmazon Music Unlimitedにすることは大きなメリットになるでしょう。

追加料金なしでHDへアップグレード

Amazon Music Unlimitedに登録すると、追加で料金を支払うことなくAmazon Music HDへのアップグレードが可能になります。
Amazon Music HDでは、Amazon Music Unlimitedで配信されているほとんどの曲をHDという高音質で、700万曲以上をさらに高音質なUltra HDで聴き放題です。

2021年までは個人プランにさらに1000円の追加料金を払わなければこの音質を体験できなかったので、追加料金なしでアップグレードできることは非常にお得です。

Amazon Music Unlimitedのデメリット

Amazon Music Unlimitedにも残念な点があります。

邦楽が若干少ない

洋楽邦楽合わせて1億曲以上配信されているので、邦楽も十分多いのですが、Apple Musicと比較すると邦楽の配信数が若干少ないです。

ZARDやB’zなどのアーティストがApple Musicでは配信されていてもAmazon Music Unlimitedでは配信されていないといったように、聴けない邦楽アーティストがいる可能性があります。

聴きたいアーティストの楽曲があれば問題ない、という方には特にデメリットに感じるほどではないですが、邦楽好きの方は気になる部分です。

プライム会員でなければ損した気分になる

プライム会員であれば月100円も安くAmazon Music Unlimitedを利用できるのでお得感があるのですが、そうでない場合にはメリットが少ない印象です。

通常の月額料金でもApple Musicと同程度のスペックなのでコスパが悪いことはないのですが、プライム会員でない場合はメリットが少なく感じてしまいます。

海外アーティストの表記がカタカナと英語で混在

Apple Musicと同様に、海外のアーティスト名がカタカナのものが多数あります。
邦楽をよく聴く方は特にデメリットでもないのですが、洋楽ファンは違和感を感じるでしょう。

Apple Musicがおすすめなのはこんな人

・Appleのデバイスをよく使う方
・邦楽と洋楽をまんべんなく聴きたい方
・ラジオを楽しみたい方

iPhoneユーザーの方や、iPhone以外にもMacやApple WatchなどのAppleデバイスをお使いの方は同期すればどのデバイスでも使えるので非常に便利です。iPadやMacなどにも最初からミュージックアプリとしてApple Musicが入っているのでアプリをダウンロードすることなく始められます。

また、邦楽洋楽ともに配信楽曲数が多くおすすめ機能の精度も良いので「あなたにおすすめのステーション」などを選んで聴いていくと、あなたが聴いたことのない、かつ好みな楽曲にも出会う事ができます。

インタビュイー画像

Asahi(SABUSUKU style編集部):

iPhoneなどApple製のデバイスを使用している方なら断然Apple Musicがオススメです。

Apple製デバイスのデザインとの統一性があるので、直感的な操作が可能で画面構成もシンプルで使いやすくなっています。

また、Apple Musicには他のユーザーをフォローする機能があり、そのユーザーが最近聴いているアルバムやプレイリストをチェックすることができます。似たような傾向の音楽が好きなユーザーをフォローしておけば、自分が知らなかった新しい音楽に出会える可能性が高まること間違いなしです。

Amazon Music Unlimitedがおすすめなのはこんな人

・Amazonプライム会員の方または会員になることを検討されている方
・Amazon Echo端末やFire TVを持っている方
・ポッドキャストも楽しみたい方

Amazonプライム会員価格があり月額980円で利用できるので、プライム会員の方はAmazon Music Unlimitedが断然おすすめです。

また、Echo端末やFire TVを使っている方もハンズフリーで手軽に音楽を楽しむことができスマホより大きなスピーカーで高音質を体験できます。

そしてApple MusicのアプリにはなかったポッドキャストもAmazon Musicなら同じアプリ内で聴け、番組数も豊富で存分に楽しむ事ができます。

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Asahi(SABUSUKU style編集部):

Amazon Music Unlimitedはなんといっても追加料金なしで高音質の音楽が聴けるAmazon Music HDも利用できるのが大きな魅力です。

Amazon Music HDで配信されているHDやUltra HD対応の楽曲はCDと比べても遜色ない音質で、デジタル圧縮音源に抵抗があった方でも満足いただけると思います。

また、ドルビーアトモスや360 Reality Audioの技術を使った空間オーディオの楽曲は聴いた瞬間全方面から音が降り注いでくるような感覚になるので、全く新しい音楽体験ができるでしょう。

迷っている方は無料プランへ

どちらのサービスも魅力的でまだ迷っている方は、実際にどちらも試してみてみると納得のいく選択ができるのではないでしょうか。
Apple Musicは最初の1ヶ月間無料のトライアル期間があり、Amazon Music Unlimitedには30日間の無料お試し体験と無料プランもあります。

チェックするポイントとしては

  • 聴きたい楽曲があるか
  • アプリのデザインや使いやすさ
  • おすすめ機能が自分好みの曲をセレクトしてくれるか
  • 自分の持っているイヤホンやスピーカーなどでの音質
  • 他の手持ちのデバイスとの相性

などが挙げられます。

これらをチェックしつつ、自分に合う音楽配信サービス選びをしてみてください。

よくある質問

?

Apple MusicとAmazon Music Unlimited両方使うのはあり?

金銭的に負担でなければ、Apple MusicとAmazon Music Unlimitedを両方使っても問題ないと思います。お得に利用するならApple Musicを利用しつつ、Amazon Musicはフリープランで利用するのがおすすめです。

まとめ

Apple MusicとAmazon Music Unlimitedの2つのサービスについて徹底的に比較しました。
どちらも甲乙つけ難い人気の音楽配信サービスなので、迷う方も多いでしょう。
使いやすさには個人差がありますので、実際に使ってみないことには分からない部分も多いかと思います。

まずは無料体験をしてみることであなたに合う音楽配信サービスかどうかが分かると思うので、たくさん触って聴いて、じっくり選びましょう。

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