和食器のサブスクリプションサービス『CRAFTAL(クラフタル)』の関西圏初の拠点となる「CRAFTAL GALLERY KYOTO」が2023年5月17日(水)、京都・中京区にオープンした。
伝統工芸産業の現状
1200年以上の歴史を持つ京都の伝統産業は、国内の他の都市と比べても圧倒的な多様性を保持。宗教、茶・華道など日本固有の和文化市場が身近にあることで、固定層に支えられているともいえる京都の伝統工芸だが、一方で、新たな顧客層へのアプローチや新たな視点によるイノベーションという観点では、まだまだ大きく成長する余白を残している。
また、現在の日本の飲食店は、こだわりの食材を用い、伝統を受け継ぐ料理の提供はもちろんのこと、シェフの世界観や価値を表現する場と進化しており、その価値を来店する顧客が自ら発信するという機会も増加。そのような中、日本の各産地で作られた器も固有の世界観を持ち、その美しさや背景にある伝統や技法などのストーリーは、シェフの発信する世界観の表現と非常に相性が良いと考えられているが、使い手であるシェフや飲食店と作り手である伝統工芸産地のタッチポイントが限定されている為、様々な伝統工芸に触れる機会が少ないのが現状だという。
「CRAFTAL GALLERY KYOTO」について
CRAFTAL GALLERY KYOTOは、和食器のサブスクリプションサービス『CRAFTAL』で取り扱う器を実際に手にとって選ぶことができる、飲食業に携わる方々に向けたギャラリー。今回の新ギャラリーは、東京・東日本橋に次いで2拠点目となり、京都・中京区の築120年の町屋に設置。商品は、全体の1/4が京都の器となっており、そのほか全国から厳選した器などを揃えているそうだ。また、CRAFTAL GALLERY KYOTO限定で取り扱う器も展開中。
INFORMATION