紙おむつサブスク「おむつん」、東京都港区の公立保育所・認定こども園33施設に導入!

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文: media_admin  編:Kou Ishimaru 

東京都港区の公立保育園・認定こども園全33施設において、紙おむつサブスクリプションサービス「おむつん」の導入が決定。港区では2023年5月に試行実施を行い、2023年6月より正式に運用を開始する予定だという。

東京都港区の公立保育園・認定こども園全33施設において、紙おむつサブスクリプションサービス「おむつん」の導入が決定。港区では2023年5月に試行実施を行い、2023年6月より正式に運用を開始する予定だという。

「おむつん」とは

2019年11月にサービスを開始した「おむつん」は、保育施設で使用する紙おむつ・おしりふきが使い放題になるサブスクリプションサービス。利用者は一定の月額利用料を支払うことで、保育施設で使用するおむつ・おしりふきが使い放題になる。利用者のおむつは直接保育施設に届くため、保護者が毎日紙おむつに記名して持参する、という手間が無くなり、保育士は園児毎にそれぞれのおむつの管理の必要も無しに。

おむつん」の導入について

港区は、保護者利便性の向上と育児負担の軽減、保育園の業務負担の軽減を目的として、2023年5月から公立保育所・認定こども園全33施設において紙おむつサブスクリプションサ―ビス「おむつん」を試行実施し、6月より本格導入。

今回、「おむつん」を導入することで、おむつの残り枚数確認やおむつの交換枚数に関する認識相違など、保育士と保護者の双方にかかっていた負担を軽減。負担の軽減により保育士および保護者が子どもたちに関わる時間が増えることで、よりよい保育を考える時間に充てることができ、保育の質向上・保育士が長く働ける環境づくり、保護者の利便性向上を目指すことに繋がるという。

なお、港区は2022年11月に公立保育所・認定こども園の在園児保護者向けに紙おむつのサブスク利用希望アンケート調査を行っており、約81%の保護者が、「紙おむつサブスクサービスが導入された場合、利用を検討する」と回答。2023年5月18日現在、試行実施段階で0.1.2歳定員数の75%を超える1,200名以上の保護者が利用している。

また、港区公立保育園・認定こども園で利用している保育ICTシステム「コドモン」との連携により、保護者は利用中のコドモン保護者アプリからお申込フォーム等へ簡単に画面遷移できるため、迷わずに申込等の手続きが可能だそうだ。

保護者利便性向上・育児負担軽減に向けた取り組み

港区は私立認可保育園の誘致を中心とする保育定員拡大の取組により、平成31年4月に待機児童ゼロを達成。保育施設の数が増え、入園を希望する世帯が保育施設に入りやすくなった一方で、保育施設の定員に対する空きの増加や、増加した保育施設の保育の質の維持・向上など、新たな課題が出てきている。

その中で新たな課題やニーズを把握するため、令和4年1月~2月に実施された「港区の就学前児童に対する子育て支援検討に当たってのアンケート調査」では、区立認可保育園利用世帯からの利用施設に対する要望の中に、おむつのサブスクリプションサービスに関するものが散見。今回港区はアンケート調査で寄せられた要望等を踏まえ、保護者の利便性を向上させ、育児負担を軽減することを目的として、一定の基準で事業者選定を行うことで、区立認可保育園でのおむつのサブスクリプションサービス「おむつん」を導入した。

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この記事を作った人

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Kou Ishimaru

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