東急株式会社が、東急グループやパートナー企業が経営する宿泊施設の閑散期対策として、需要を平準化するのを支援する定額制サービス『TsugiTsugi』の提供を開始。また、その決済システムに『Stripe』が採用されたことが明かされた。
『TsugiTsugi』スタートの経緯
東急は昨年、ホスピタリティ事業の収益拡大を図るための包括的な計画を打ち出し、その一環として曜日や季節の変動によって生じる空室の解消に着目してきた。その中で、旅行者が東急グループおよびパートナー企業の宿泊施設に多くの宿泊を簡単に予約できるようにする『TsugiTsugi』が誕生したという。
『TsugiTsugi』について
『TsugiTsugi』は、日本全国140以上の宿泊施設から、その日の都合や気分に応じていつでも好きな場所に定額で自由に泊まることのできるサービス。1 か月に2泊~30泊までのプランが用意されており、シティホテルからリゾート/老舗旅館/グランピング施設などの定額利用が可能。ユーザーは、浮世絵のデザインが施されたAIを活用したコンシェルジュ・サービスにより、旅行や宿泊のおすすめ情報を受けることができる。
また『TsugiTsugi』は実証実験時、サブスクリプションプランの追加や販促施策等による料金の変更/集金/ユーザーのプラン管理などに速やかに対応する必要に迫られていた。当時採用していた決済システムでは対応しきれず、正式な事業化に向けて、カスタマイズ性や集金等の運営自動化について改めて検討をおこなった結果、柔軟性および自動化機能、スピードに優れたStripeを採用したという。
100年の歴史を持つ東急株式会社の新たなビジネスモデルの実現をサポートする『TsugiTsugi』。今後の展開に注目だ。